大東・東山地域18施設の給食を担う新しい施設が完成

新しいセンターの最初のメニューは、みんなが大好きなカレーシチュー。会話もにぎやかに「おいしーい」とパクパク(田河津小3年の教室で)

老朽化が進んでいた大東、東山地域の四つの学校給食センターを一本化する施設として、18年度から2カ年で整備を進めていた大東学校給食センターが3月末に完成し、4月14日、業務を開始しました。

オール電化方式とドライシステムで整備された調理室調理室には、エアシャワーでほこりを落とし入室します

鉄骨造り2階建てのセンター外観。右手奥に車庫棟2階研修室。左側の窓から調理室を見渡せます

大東町摺沢の大東中学校に隣接する6160平方メートルの敷地内に完成したセンターは、鉄骨造り2階建て、延べ床面積は992平方メートル。両地域の小中学校15校と大東地域内の幼稚園、保育園、児童館各1施設、合わせて18施設に、当初は2142食の給食を供給します。
センター内の厨房機器や空調などをすべて電力で賄うオール電化方式を採用。また、▽調理場の床を常に乾いた状態にして菌の繁殖や水跳ねによる汚染を防ぐドライシステム▽下処理室、調理室、洗浄室の分離▽県南技術研究センター内の貸し研究室に入居している市内企業が開発したオゾン発生器による施設内の殺菌―など、安全で衛生的な環境のための設備を整えたほか、アレルギー食の調理コーナーを設けています。2階には調理室内を見渡せる研修室を設け、食育にも配慮しています。
職員は、所長、栄養士、調理員、事務職員の22人体制。調理した給食は、5台の配送車により届けられます。
市は本年度、(仮称)真滝学校給食センターの実施設計を行うこととしており、今後とも学校給食の充実を計画的に進めることとしています。

(広報いちのせき平成20年5月1日号)