④ もち食普及の取り組み

都会の子どもたちにも、もちつきは大人気(昨年9月、埼玉県で)

一関地方の伝統食である「もち」を見直そうという機運が高まりを見せている中、「もちの里・一関」を広く市民に再認識してもらうとともに、全国に誇れる名物にしていくことを目指した多くの取り組みが行われています。
その一つが「もちりんピック」。新たなもち食の掘り起こしを目的に平成3年から毎年開催され、今年で18回を数えます。毎回アイデア豊かな創作もち料理が寄せられ、その数は現在までに約500種類。もち食の需要開拓と消費拡大に大きな役割を果たしています。
また、伝統のもち料理や新しいもち料理をさまざまな場面でたくさんの人に味わってもらおうと、「祝い餅つき振舞隊」や「出前餅つき」「厳餅隊」が、市内はもとより県内外で積極的なPR活動を展開しています。
こうした取り組みと、もち米生産活動などにより、もち文化を中心とした「もち食」全体の普及を推進することで、一関地方の農業と観光、産業といったあらゆる分野に新しい活力を与えてくれるものと期待されています。

(広報いちのせき平成20年9月1日号)