敬老会

今年の当祝者は約1万2000人

20年度市敬老会は9月から11月にかけて、各地域・各地区ごとに催されています。招待者は昭和4年4月1日までに生まれた、今年度末で満80歳以上の人。9月1日現在で1万2095人(一関4722人、花泉1734人、大東2163人、千厩1366人、東山852人、室根757人、川崎501人)で、そのうち88歳の米寿は612人です。
各会場とも、福祉活動推進協議会や自治会など、各地域・地区の皆さんの企画による細やかな配慮と心のこもった運営により進められました。祝い品贈呈や「本日を元気で迎えられましたことに心からお慶びを申し上げます。豊富な人生経験を生かし、ますますご壮健で活躍くださいますようお願い申し上げます」との浅井市長からのお祝いのことばなど、祝賀ムードの中、出席者が高らかに乾杯。祝宴では、当祝者の皆さんが近況を報告し合ったり、地域の皆さんによる祝いの歌や踊りで健康長寿を祝いました。
各種記念品の贈呈、歌や踊りのアトラクションで盛り上がった川崎地域敬老会

そのうち、9月13日川崎体育センターで行われた川崎地域敬老会には当祝者501人のうち219人が出席しました。出席者のうち最高齢は小野寺菊助さん(102)。浅井市長から花束を手渡され、にっこりと笑顔を見せていました。

和やかに行われた室根第10区自治会敬老会
また、大東ふるさと分校で14日行われた室根第10区自治会敬老会では、26人の当祝者のうち12人が出席。カサブランカの会の皆さんが「大黒舞」などを披露し、かっさいを浴びていました。

100歳おめでとうございます

菊池和さん(川崎)

誕生祝いの品を贈られ祝福を受けた菊池和さん(中央)

菊池和さんは8月30日、100歳の誕生日を迎え、入所先の特別養護老人ホーム寿松苑で29日、祝う会が催されました。親族や入所者、施設職員が見守る中、阿部保健福祉部長が和さんに祝い状と記念品、花束を贈呈。親族からは花束、施設職員からは寄せ書きとケーキが贈られ、和さんの長寿を祝いました。 
大東町大原の千葉忠質さんと慶さんの4女として生まれ、盛岡の女学校を卒業後、和裁を教えていたという和さん。たくさんの人たちからの祝福に、長男の秀一さんが「皆さんのお力添えで100歳まで長生きできました」と代わって感謝を述べました。

伊藤納子さん(千厩)

大正琴を元気に演奏してみせた伊藤納子さん(右)

千厩町磐清水の伊藤納子さんは8月30日、自宅で満100歳の誕生日を迎えました。親戚や老人クラブの皆さんがお祝いに訪れ、長寿を祝福する中、阿部保健福祉部長が祝い状や花束などを手渡しました。
納子さんは今でも毎日練習しているという大正琴を演奏。「星影のワルツ」「おいとこ」を披露し、笑顔で「今日はありがとうございます」とお礼を述べました。
納子さんは同町磐清水生まれ。一関病院で学び、結婚前は助産師として関東の病院で勤務。帰郷して故栄二さんと結婚後も助産師を続けました。子4人、孫6人、ひ孫7人に恵まれ、テレビの水戸黄門が大好きです。

(広報いちのせき平成20年10月1日号)