花泉FC(フットボールクラブ)

クリエイティブでたくましい選手を目指して

21年の初練習の日、1年の目標を胸にボールを追う選手たち

1月10日午前9時、花泉FC(千葉清監督、クラブ員30人)の千葉監督と保護者のコーチ2人、小学1年から5年までのクラブ員28人が、厳しい寒さの中、花泉第二体育館で今年の練習を開始しました。千葉監督は「今日よりも明日、明日よりも明後日とそれぞれが高い目標を持ち、飛躍の年になれるようみんなで頑張ろう」と新年のあいさつ。クラブ員は今年こそ良い成績をと、飛躍の年を誓って初練習に臨みました。
4年生まではドリブルやリフティングの基礎練習。5年生の13人は「今までの大会成績は3位が最高」とちょっと悔しそうに話し、監督の「シュートに行くまでよく考えた動きを」の声に応えようと懸命にボールを追います。
Jリーグが発足した平成5年、町教委主催のサッカー教室が催されました。職員としてかかわった千葉監督は花泉町で通年サッカーができる環境が必要と強く感じ、保護者の熱望もあったことから8年12月、20人のクラブ員で花泉FCが誕生しました。
保護者会長の楠木考興さんは、「一番の悩みは、人数が少ないこと。花泉は3・4年生から試合に出るので、高学年主体の他チームに比べ体力的に不利だし、雰囲気にも萎縮していい成績が得られない」と語ります。一方で「勝敗だけにこだわらず、花泉FCから不来方高校のサッカー部に進んで活躍した2人の先輩を誇りに思い、中学でも続けてほしい」と期待を寄せます。
「サッカーが大好きなので休みたいと思ったことはないし、友達とやっていると楽しい」と、3時間の練習に汗を流したクラブ員たち。今年4月から新キャプテンを任されることになった及川宏輝君(涌津小5年)は「みんな緊張感を持ってどんな試合にも真剣に戦ってほしい。自分も強いセンターハーフを目指したい」と抱負を語ります。 
「『クリエティブでたくましい選手』を目指し、今後もマイペースで携わっていきたい」と力強く語る千葉監督。「将来的には、花泉FCの活動が、小学生から社会人までプレーできるサッカークラブ結成の基盤になれば」と夢が膨らみます。

活動メモ

■活動日時…毎週土曜9:00~12:00
■活動場所…夏:花泉運動公園多目的競技場、冬:花泉第二体育館
■連絡先…千葉 電話0191-82‐1185

(広報いちのせき平成21年2月1日号)