豊かな情緒と感性を磨く

舞台部門市長賞の弥栄小いやさか太鼓。気迫いっぱいのばちさばきで勇壮に演じました感性豊かな作品が光った展示部門

NPO法人一関文化会議所が主催する第1回“夢・未来”子ども文化祭は1月24、25の両日、一関文化センターで催され、中学生以下の子どもたちが絵画・書道などの展示部門や伝統芸能、合唱、舞踊などの舞台部門で、日ごろの芸術文化活動の成果を発表しました。
書道80点、絵画94点、発明クラブ展示品21点が出展された展示部門。書道では力強く「科学」を書き上げた千葉衣央さん(山目中1年)が、絵画では「牛のおせわ」を楽しく描いた及川恵さん(猿沢小2年)がそれぞれ市長賞に輝きました。
25日、14団体が出演した舞台部門は、「田村屋台囃子」などを勇壮に演奏した関が丘太鼓でスタート。キッズコーラスたんぽぽはそれぞれの出演者の独唱も交えながら、「ドレミのうた」など6曲を披露し、歌う楽しさを体全体で表現しました。市長賞には、息の合った力強い太鼓の音色を響かせた弥栄小学校の「いやさか太鼓」が選ばれました。

ハッケヨイ、ノコッタ!

はだしで元気に相撲を取る園児たち

門崎保育園の相撲大会は1月29日、同園で行われました。冬場の体力作りにと行われているもので、この日は「門崎場所千秋楽」と銘打って、今シーズン最後の取り組みが行われました。園児たちは自分で考えたしこ名「りぼんみなみやま」「はくおうだいきやま」などのゼッケンを付け、東西に分かれ対戦。マットに作られた土俵の前で一礼すると、行司の「ハッケヨイ、ノコッタ」の掛け声で、勢いよく体当たりしていました。応援に駆けつけた家族は、はだしで元気に飛び回る豆力士に拍手と声援を送っていました。

住民主体の地域づくりを

「住民が地域を思う気持ちが大切」と力説する櫻井准教授(右)


東山町田河津地区の束稲自治会(前田眞会長、53世帯)、丸木自治会(佐々木欽一会長、39世帯)が主催する協働のまちづくり集落講演会は2月1日、束稲生活改善センターで催され、約30人が参加しました。
櫻井常矢高崎経済大学地域政策学部准教授が「これからの地域づくりに求められるもの」と題し講演。自身がかかわった協働の取り組み事例を紹介しながら、住民主体の地域づくりについてわかりやすく語り掛けました。講演後の質疑応答では、地域の問題について活発な意見が交わされました。

(広報いちのせき 平成21年2月15日号)