岩手・宮城内陸地震

震災復興支援住宅へ入居 避難勧告継続の2世帯、山谷分館避難所から

2月21日、市職員も手伝い住宅への引っ越しが行われました

市は、岩手・宮城内陸地震により避難勧告を受け厳美公民館山谷分館で避難所生活を送っている2世帯11人について、震災復興支援住宅を建設し、2月21日、鍵の引き渡しを行いました。
本寺小学校=厳美町岡山=の敷地内に建設した同住宅は、軽量鉄骨造り平屋建て2棟で、延べ床面積はそれぞれ47.04平方メートル(3DK)、71.34平方メートル(4DK)。空調設備を備えたほか、断熱材や二重サッシを使用し、気象条件などにも配慮した造りとなっています。市は、今後の支援方法などについて話し合いを行った結果、自宅により近く、通学などの問題も解決する同地内へ復興支援住宅を建設することとし、1月中旬から工事を進めていたものです。
避難世帯の自宅付近では、現在関係機関により治山工事が懸命に進められています。市は、関係機関と連携し、一日も早い避難勧告の解除に向けて今後も努めていくこととしていますが、解除までには長期を要する見込みとなっていることから、2世帯にはそれまでの期間、同住宅を無料で使用してもらうこととしています。
同住宅の使用開始に伴い市は同日、山谷分館の避難所を閉鎖しました。昨年6月14日の地震発生以来延べ253日間にわたり設置していた避難所はすべて閉鎖となりました。

問い合わせ先
本庁児童福祉課福祉総務係

市消防団

地震対応に栄誉 消防庁長官表彰

浅井市長(右から3人目)に受賞報告した大森団長(右端)ほか市消防団関係者の皆さん

一関市消防団(大森忠雄団長、団員2524人)は、岩手・宮城内陸地震での住民の誘導や警戒、広報活動などの功労により、2月25日に東京で行われた全国消防団等地域活動表彰式で防災功労者消防庁長官表彰を受賞しました。
 2月26日、関係者が市役所本庁を訪れ、浅井市長に受賞を報告。大森団長は「市民の皆さんと連携しながら今後も励んでいきたい」と受賞の喜びを語りました。浅井市長は「自分たちの地域を自分たちで守るという意味で、消防団活動はまさにお手本。今後もよろしくお願いしたい」と祝福しました。

(広報いちのせき 平成21年3月15日号)