道の駅厳美渓歩き初め会

一升もち背負いよちよち
大きな声援を受けしっかりした足取りで歩いてみせた1歳児

道の駅厳美渓を管理する農事組合法人美の郷が主催する歩き初め会は3月7日、同所で行われ、市内外から訪れた1歳前後の赤ちゃん130人が伝統行事を体験しました。苦労を一升のもちに見立て、健やかな成長を願って行われているこの行事。はんてんに鉢巻き姿で、ふろしきに包まれた約2.6キロものもちを背負った赤ちゃんは、太鼓の合図と同時にスタートしました。「頑張れ」などの声援を受ける中、泣きながらお母さんに手を引かれる子、しっかりと歩く子とさまざま。

参加した藤野翔ちゃん=山目=の母友美さんは「しっかりと歩いてくれました。名前の通り、自分の人生を駆け抜けるような子になってほしい」と願っていました。

金沢保育園で煎茶の会

心静かなひととき味わう
茶たくを左ひざの上に載せてゆっくりといただきました

金沢保育園(村上春雄園長、園児139人)の年長組園児26人による煎茶の会は3月3日、行われました。以前煎茶道を習っていた同園の保育士が講師を務め、7年前から行っているもの。園児たちは背筋を伸ばして正座し、先生のお点前を興味深く見つめ、小さい茶わんを「どうぞ」と差し出されると、お辞儀をして作法通りにいただきました。「煎茶のお味は」と聞かれ、「ちょっと苦いけどおいしい」と話す園児。桜もちを食べた後は渋めの煎茶をいただき、茶わんを茶たくに伏せて作法を終えました。卒園を間近に、園児たちは心静かなふれあいのひとときを過ごしていました。

川崎保育園ひなまつり会

桃の節句をみんなで祝う
3月生まれの園児がお内裏様とおひな様役を務めました

川崎保育園のひな祭り会は3月3日、行われました。ステージには園児の作ったひな人形などが飾られ、3月生まれの園児3人が頭に烏帽子と冠を着け、手に笏と扇を持ち着物を羽織ると、かわいいお内裏様とおひな様に。お内裏様になった石川勇貴ちゃんは、白酒を模した乳酸飲料が盃に注がれると、はじめは緊張した面持ちでしたが、口に含むと笑顔で「おいしい」と飲み干しました。
その後、園児たちは「うれしいひなまつり」を歌ったり、2歳児のすみれ組が浴衣姿でお遊戯などを披露したりして楽しみ、みんなで桃の節句をお祝いしました。

青年ふれあい塾茶道教室

豊かな日本文化学び交流
茶道クラブ員から作法を教わる青年たち

青年ふれあい塾による茶道教室(室根公民館主催)は3月1日、同館で催され、塾生や折壁小茶道クラブ員ら13人が参加しました。
同クラブ員は昨年6月から近藤幸枝さん=東山町=の指導を受け、11回にわたり茶道に関する礼儀作法を学びました。これまで教わった成果で指導できるほどの腕前になったことから、地域内の青年らにも茶道を体験してほしいと企画。クラブ員たちは緊張しながらも、一つ一つ動作を確認し、丁寧に教えていました。静寂のひとときを過ごした後は、青年らがクラブ員に感謝の気持ちを込めて昼食を振る舞い、交流を深めました。

蒸気ポンプ放水披露開催

今年で89歳まだまだ現役

保存会員が蒸気ポンプの操作を実演

摺沢蒸気ポンプ保存会などが主催する「蒸気ポンプ放水披露」は3月8日、大東町摺沢地内で、地元消防団員ら約100人が参加し催されました。
春の火災予防運動の一環として催されたもので、消防団員が大正時代に製造された蒸気ポンプをはじめ、曽慶地区で保管されている腕用ポンプなどの操作実演を披露。蒸気ポンプは汽笛を鳴らしながら力強く放水し、住民に健在ぶりと火の用心をアピールしました。同保存会の佐藤信会長は「蒸気ポンプは今年で89歳。整備は大変だが末長く保存していきたい」と、稼働可能なものとしては県内唯一のポンプについて語りました。

東山の園児がイチゴ狩り

真っ赤で甘くておいしい

仲良くイチゴ狩りを楽しみました

げいび幼稚園、長坂・松川保育園、田河津児童館の年長組園児による合同思い出遠足は3月5日、川崎町門崎の観光イチゴ園「もぐもぐの里」で行われ、56人がイチゴ狩りを楽しみました。この遠足は、異なる園の年長児同士が仲良くなってほしいと企画された交流行事の最終回として行われたものです。
園児たちは伝言ゲームを楽しんだ後、早速イチゴ狩りを体験。大粒で真っ赤に色づいたイチゴを「甘くておいしいね」「こっちのイチゴも食べてみよう」などと話しながら、大きな口をあけてほお張っていました。

千厩公民館で「将棋大会」

静かな勝負、盤上で熱く
盤上の駒を見つめ考えを巡らせていました

千厩公民館の学びの土曜塾「将棋大会」は3月14日、催されました。同塾では小学生を対象に、1月から4回にわたって「将棋教室」を開催。駒に初めて触れる児童から全国大会出場経験者まで17人が、将棋の攻め方や守り方とともに、楽しさや礼儀も学んできました。
この日は、初心者も腕に自信のある児童も一緒に、リーグ戦で対局が行われました。早打ちであっという間に勝負が決まったり、一手ずつじっくり考えて駒を進めたりと、それぞれが対局を楽しみながらも白星を一つでも多く挙げようと頑張っていました。

(広報いちのせき 平成21年4月1日号)