地域間交流の活発化に弾み

出席者代表がテープカット、くす玉開披を行い開通を祝いました

市が大東町大原地区内で整備を進めてきた大原バイパス第1工区のうち840メートルが完成し、3月26日13時、供用を開始しました。
供用開始に先立って同日10時から行われた開通式典には、市、県関係者や地域住民など約130人が出席しました。浅井市長は「バイパス開通により、渋滞緩和、環境改善、交通安全が確保されるとともに、地域経済の発展に大きく貢献するものと確信している。広域の地域間交流を一層活発化し、さらなる発展につなげてまいりたい」と式辞。来賓による祝辞と交通安全祈願に続いて出席者の代表らがテープカットとくす玉開披を行い、開通を祝いました。また、大東高鹿踊部と大東め組太鼓が勇壮な演技を披露し、祝賀ムードを盛り上げました。
同地区市街地の国道343号は、狭あいで歩道もないため、交通量の増加による交通安全上などの課題を抱えていました。これを受けて現国道の南側をルートとして14年度に事業化された同バイパスは、計画総延長が約2300メートル。そのうち西側部分の同工区(1260メートル)について旧大東町が県からの事務移譲を受け、主要地方道江刺室根線として整備を進め、同線の現道交差部分から市道岩谷堂線交差部分までの区間が、同日供用開始されたものです。
今回整備された道路は片側1車線で車道は幅9.5メートル。一部両側の歩道は幅2.5メートルを確保しています。

今後は、同工区の残り約300メートル区間と、22年4月に開校する統合大原小へのアクセス道路にもなる同バイパス東側部分の約1.1キロ区間(第2工区)について引き続き県が整備を進め、24年度の完成を目指すこととされています。

(広報いちのせき 平成21年4月15日号)