北上川流域で一斉に清掃

川も心も清掃でスッキリ

参加したボランティアの皆さんが河川敷を清掃

岩手河川国道事務所などが呼びかけた北上川流域一斉清掃は4月18日、盛岡市から花泉町日形の区間で一斉に行われました。そのうち川崎町では、北上川に加えて砂鉄川の清掃も行われ、参加した総勢130人が、川崎防災センターから二手に分かれて出発。「去年は川が増水しなかったので、比較的ごみは少ないだろう」と歩き始めましたが、ペットボトルやトレイなどの軽いごみがたくさん流れ着いていました。
親子で参加した藤沢町の須藤亜友美さんは「これからも川をきれいにしたい」とにっこり。参加した川崎卓心クラブの中学生たちは、袋にペットボトルなどをいっぱい入れ「すがすがしい気持ちです」と語りました。

船上で猊鼻渓安全祈願祭

春の観光シーズン幕開け
屋形船で行われた安全祈願祭

日本百景の一つ、名勝・猊鼻渓の安全祈願祭は4月1日、船上で行われました。今年1年の舟下りの安全と観光振興を祈願しようと、舟下りが通年運航となった平成3年から毎年「さおおろし」の意味も含めて行われるようになったものです。
当日は雪が舞う肌寒い天候のため、初めて屋形船での開催となりましたが、観光関係者など約50人が出席。安全を祈る神事の後、船頭たちが「げいび追分」を声高らかに奉納し、早春の渓谷に観光シーズンの幕開けを告げました。

吉川なまずの里マラソン

さわやかな汗流して交流
うららかな吉川路を快走する選手たち

本市の友好都市、埼玉県吉川市の「吉川なまずの里マラソン」は4月5日に行われ、室根町から過去最高となる選手20人、同伴8人が参加しました。
同マラソンは吉川市市制施行を記念して始まり、今年で14回目。毎年参加者が増加し、今年は6500人ほどの選手がうららかな春の吉川路を快走しました。沿道からの声援を受け、満開間近の桜並木の中を各選手ともさわやかな汗を流し、充実したレースを繰り広げていました。
このうち、3キロ中学生の部に出場した遠藤凌平君(一関学院高1年)(※エントリーは20年度が基準)が9分11秒で見事優勝しました。

幼児高齢者交通安全教室

学んで遊ぼう交通ルール
知らない大人から声を掛けられる難関もありました

春の全国交通安全運動と地域安全運動に合わせ、幼児・高齢者を対象とした「学ぼう・遊ぼう」交通安全教室は4月12日、千厩自動車学校で催されました。千厩地域交通安全対策協議会などが主催し、多くの家族連れや高齢者が参加しました。幼児などが対象の「はじめてのお使い」では、コース内に設置したお店で買い物をしながら交通ルールを学び、知らない人に声を掛けられても付いて行かないなどの安全指導が行われました。そのほか、白バイやパトカー、消防車などに乗っての写真撮影のほか、シートベルト体験、高齢者実技講習会も行われ、にぎやかな交通安全教室となりました。

地域プロジェクト講座

もち文化に関し意見交換
それぞれの立場から儀礼ともち文化について語るパネリスト

東北学院大学地域プロジェクト講座は4月18日、花夢パルを会場に約80人が参加して催されました。
同大・ベガルタ仙台・一関市・いちのせき市民活動センターの4者が連携し、地域の元気力を高めるためのセミナーとして催されているこの講座、3回目の今回は「儀礼と文化力講座~儀礼と一関のもち文化」をテーマに、基調講演では伊達家18代目当主の伊達泰宗さんが「仙台藩の儀礼文化と一関」の演題で講演。3人のパネリストが登壇したシンポジウムでは、それぞれの立場から儀礼と一関のもち文化について意見や提案がなされました。

民話・伝説を聞く会開催

昔を思い浮かべ聞き入る
紙芝居「骨寺村の歴史」などが披露されました

いわいの里ガイドの会語り部による「一関地方に伝わる民話・伝説を聞く会」は4月18日、旧沼田家武家住宅で行われ、4人の語り部による民話や紙芝居「骨寺村の歴史」が披露されました。
一関地方に伝わる民話は、明るく楽しいものや地名にちなんだものも多く、訪れた人たちは今と昔を思い浮かべながら聞き入っていました。
語り部チームリーダーの菅原慶子さんは「民話には方言がたくさん含まれているので、懐かしい気持ちになってもらえたら。若い人にもぜひ聞いてもらいたい」と話してくれました。

しいたけ植菌教室に50人

収穫願い種駒打ちに挑戦
コナラなどの原木に種駒を打ち込む参加者

JAいわい東しいたけ部会が主催する「原木しいたけ植菌教室」は3月28日、大東町摺沢の東部園芸センターで、市内や藤沢町から親子連れなど約50人が参加して行われました。
参加者は、長さ90センチのほだ木に電気ドリルで約30カ所の穴を開け、「おいしいシイタケが育つように」と願いながら、木づちを使ってつめ先ほどの大きさの種駒を一個一個丁寧に打ち込みました。
今回植菌した種駒は、「240」という新しい品種。うまく栽培管理すれば、早いものは来年秋にシイタケが発生し、5年ほど収穫が楽しめるそうです。

(広報いちのせき 平成21年5月1日号)