グループでの検討結果を発表する企画委員

22年1月10日に行われる成人式の式典終了後、新成人自身が企画立案・運営する記念行事が行われます。「エコジョイ×20」をテーマに、メッセージやクイズなどを映像を交えながら行うもの。合併後の成人式では初の試みで、若者の主体的な動きに期待が寄せられています。
成人式のあり方を考えてほしいと市教育委員会が企画委員を募集。公募などにより各地域から集まった17人の企画委員は11月5日に初会合。12月1日までに5回のワークショップを重ね、▽記念式典、アルバム作成はこれまでどおり行ってほしい▽アルバムにはスナップ写真のCDを添付してほしい▽新成人1300人が集まるのは最初で最後なので、何か思い出に残る記念行事を行いたい▽記念行事は企画委員会が行う―などの結論に達しました。
11月19日行われた3回目の企画会議には、15人が出席。いちのせき市民活動センターの小野寺浩樹さんをファシリテーター(ワークショップの進行促進役)に、2組に分かれ意見を出し合いました。「今まで育った地域に何か恩返しをしたい」「楽しく思い出に残るものを」などとさまざまな意見が出されました。
12月1日の第5回企画会議では、環境問題についての講話を聴き学習。テーマを確認し、記念行事の流れを決めました。
委員の一人、千葉健也さん(19)=厳美町=は「今話題の『エコ』は自分たちの将来にとって大切なことなのでテーマにした。同世代の自分たちが真剣に考えていることを記念行事でアピールすることで、参加者の心に伝わるのでは」と意気込みを語ってくれました。

(広報いちのせき 平成21年12月15日号)