子どもたちが残りたい地域に

実践発表する地域おこし団体

地域づくりの集いは11月27日、千厩町のマリアージュで開催されました。
集いでは、本年度市の補助を受けて地域おこし事業を実施している千厩地域の7団体が、成果や課題、今後の計画などを発表しました。

地域づくりの思いを語る勝部市長

続いて勝部市長が「地域づくりにかける思い」と題し講話。約120人の参加者は、メモを取るなどして熱心に聴いていました。
勝部市長は「これからの人口減少社会では、いかにして地域を守っていくかが課題。そのために若者に定着してもらうことが必要。具体的には雇用対策」と述べ、若者の定着に力を入れる考えを強調。地域づくりの方向については「地域にある役所や学校、さまざまな機関・団体が一つの方向に向いた時、力を発揮する。その意味でこのような地域づくりの集いは、大きな意義がある。これからは、今取り組んでいる事業に若い世代を取り込むこと。大人のやっていることを若者に見せることが大切。これが地域の総合力」と語りました。
そのうえで、コミュニティーの在り方として「人がそこに居るということが前提。子どもたちが地域に残りたいと思う地域づくりのために世代間交流が必要。ぜひ、そういう機会を設けてほしい」と地域の取り組みを促しました。
集いに参加した自治会役員の男性は「みんな一生懸命だなと感じた。これから若い人が地域に誇りを持ち定着できるように自治会活動も頑張っていきたい」と意識を高めていました。
市の後援を受け主催した千厩町まちづくり団体連合会(加盟36団体)の菅原一郎会長は「自分たちの地域を活力あるものにするため、まちづくりに協力いただきたい」と参加者に呼びかけました。

(広報いちのせき 平成21年12月15日号)