心に響き渡る「歓喜の歌」

大合唱団が「合唱のまち」の年末を飾りました

いちのせき第九演奏会(同実行委員会主催)は12月27日、一関文化センター大ホールで催されました。3年ぶり11回目の公演。市内を中心とした約230人のいちのせき第九合唱団が、「歓喜の歌」と呼ばれるベートーベン交響曲第九番を高らかに歌い上げました。
管弦楽は仙台フィルハーモニー管弦楽団、指揮者は同団正指揮者の山下一史さん、ソリストに市出身の佐藤恵利さん、徳永香織さん、鈴木秀和さん、千葉英二さんを迎えました。
フィナーレの第4楽章では、4人のソリストと混声4部合唱が加わってシラーの詩「歓喜に寄す」に込められた人類賛歌が高らかに響き渡り、大ホールを埋めた約900人の聴衆から惜しみない拍手が送られました。
指揮者の山下さんは「幅広い年代の団員が一緒に作り上げた合唱はレベルが高く素晴らしい。3年後もぜひ続けてほしい」とエールを送りました。合唱に参加した中野窓香さん(一関二高)は「長い練習で積み上げたものを出せてうれしい。また参加したい」と声をはずませていました。

燃料電池の仕組みを体験

鉛筆電池を作り水の電気分解と発電を体験する児童たち

(社)燃料電池普及促進協議会が行っている「燃料電池体験教室」は12月16日、涌津小学校(中村好伸校長、児童133人)で4年生以上の児童と保護者ら約80人が参加し催されました。
参加者は、地球が抱えているエネルギーや地球温暖化問題を学び、これらを解決するための新エネルギーである家庭用燃料電池(エネファーム)の仕組みや環境への影響について理解を深めました。千葉康平君(6年)は「知らなかった事を楽しく学べた。省エネを家でも実践したい」と話してくれました。

新雪にシュプールを描く

初滑りを楽しんだスキー客

まつるべスノーランドは12月23日、今シーズンの営業を始めました。岩手・宮城内陸地震の被害により2シーズンぶりの営業。無料開放となったこの日は待ちわびたスキー客の歓声がゲレンデに響いていました。数日前の降雪により、積雪60センチメートル、気温0℃と絶好のコンディションとなったこの日。訪れた家族連れなどのスキー客はパウダースノーの上で初滑りを楽しみました。伊藤陽世さん(薄衣小2年)は祖父・幸一さん(64)に教わりスキーを練習。「こわいけど楽しい」と笑顔を見せていました。

(広報いちのせき 平成22年1月15日号)