建設業協会千厩支部と締結

固く握手を交わす右から勝部市長、橋本県建設業協会千厩支部長、畠山藤沢町長

市および藤沢町と(社)岩手県建設業協会千厩支部(橋本健支部長)は2月1日、「災害時における応急対策等の活動に関する協定」を締結しました。
協定は、自然災害時などに同支部の区域となっている本市大東、千厩、東山、室根、川崎の各町と藤沢町の地域で、同支部が自発的、無報酬で市町が管理する公共土木施設および農林土木施設の被災情報の収集や応急復旧工事などの対応を行うために必要な事項を定めたものです。

協定書に調印する各代表者

市役所千厩支所で行われた調印式で、協定書に調印後、勝部市長は「建設業協会には、調印の有無にかかわらずこれまでもご理解ご協力をいただき感謝している。市内西地区に続き、今回東地区で調印することができ、藤沢町も含めて地域災害対策の基盤が盤石になった。さらに連携を深めていきたい」とあいさつ。
畠山博藤沢町長と橋本支部長は「建設業協会には地域の安全のために協力いただいている。現在の厳しい環境の中、このような申し出をいただき改めて感謝する」「協会として災害時に機動的に対応できることで、安全安心な地域づくりに協力していきたい」とそれぞれ述べました。
協定は、豪雨、洪水、地震などの自然災害時に市町が管理する道路、河川、公園、下水道、都市施設、森林土木施設、土地改良などの施設の被災情報の収集、連絡と応急仮復旧工事などの対応について定めたもの。▽被災情報の収集および連絡▽障害物除去などの人員の確保、重機・資機材などの調達▽応急仮復旧工事の対応―を同支部がボランティアで行うという内容です。
同支部は市東部および藤沢町の建設業37社で構成。平成9年に県と同様の協定を結んでいます。
市西部は12年、県と旧一関市、旧花泉町、平泉町と同協会一関支部が協定を締結。20年6月の岩手・宮城内陸地震の際にも、同支部が自発的に被災状況調査に取り組み、二次災害防止に大きく貢献しました。

(広報いちのせき 平成22年2月15日号)