新しい市道を関係者や地域住民が歩き初め、待望の路線の開通を祝いました

千厩町内の国道284号と国道456号を結ぶ市道・石堂構井田線が2月1日、開通しました。開通式と開通祝賀会が地元実行委員会主催で催され、待望の路線開通を祝いました。
開通式は市道終点の千厩町構井田地内の国道456号交差点付近で行われ、関係者や地域住民ら約200人が出席。実行委員長である鈴木美津男千厩町第2-3区自治会長によるあいさつの後、勝部市長が道路の供用開始を高らかに宣言しました。関係者らによるテープカットの後、パトカーを先導に、真新しい道路の歩き初めを行いました。
引き続き行われた開通祝賀会の席上で、勝部市長は「この市道は、千厩地域で東西を走る国道284号と南北を走る国道456号を結ぶ交通の要所。この市道の開通により、これまで市街地で渋滞していた車の流れもスムーズになることが期待される。地域の皆さんに愛される道路になることを期待する」とあいさつ。菅原市議会議長らが祝辞を述べたほか、八幡太鼓などのアトラクションが華やかに祝賀ムードを盛り上げました。
新しい道路を歩いた千厩町内の女性は「朝いつも渋滞していたところ。子供たちの通学が、便利で安全になっていいですね」と喜びを語っていました。
石堂構井田線は、千厩の市街地を通る国道456号が交通量の増大や車両の大型化により朝夕交通渋滞が発生していることから、市街地を経由しないで国道284号と接続するための路線として整備。平成16年度に着手し、総延長370メートル、幅員15メートル。2車線の両側に歩道を備えています。総事業費は5億5600万円。計画交通量は一日7884台を見込んでいます。
今後は交通渋滞の緩和とともに、物流の効率化、広域連携の強化、千厩病院へのアクセス改善が図られることで地域経済・産業の発展と福祉・医療の改善が期待されます。

(広報いちのせき 平成22年2月15日号)