合併協議/環境美化/保育施設
合併協議
藤沢町と法定協議会設置
本市と藤沢町は4月1日、地方自治法などに基づいて合併を協議する「一関市・藤沢町合併協議会」を設置しました。
協議会は9月中をめどに新市基本計画の作成や合併に関する協議を行い、その後住民懇談会を開催して合併後の姿を示し、住民合意を図っていく予定です。
市役所本庁で開かれた設立会議には、勝部市長と畠山博藤沢町長が出席。
勝部市長を議長に選出し、協議会設置に関する▽協定▽規約▽各種規程▽事業計画▽歳入歳出予算―などを協議し、原案どおり決定しました。
会長には勝部市長を、副会長には畠山町長を選任しました。
規約では、協議会の所掌事務を▽合併に関する協議▽新市基本計画の作成▽そのほか合併に関し必要な事項―としたほか、委員の構成、幹事会および専門部会、事務局、経費の負担―などについて定められました。協議終了後、両市町長は設置協定書に調印。
会長の勝部市長は「本格的な合併協議がスタートする。両市町が抱えている課題の共通理解を図り、一つ一つ手順を踏んで進めてまいりたい」とあいさつしました。
協議会を構成する委員は▽会長以外の首長▽副市長および副町長▽議会が選出する議員各2人▽学識経験者12人―の19人で構成。
協議会に提案する事項を協議する幹事会は副市町長、企画担当および財政担当部課長、本市の部等の長で構成されます。
本市と藤沢町は昨年6月、「一関市・藤沢町合併研究会」を設置し、合併についての調査研究を開始。
今年2月の住民懇談会実施後、法定協議会の設置について両市町の議会での議決をしたところです。
◎問い合わせ先
一関市・藤沢町合併協議会事務局電話0191-21-8730
環境美化
南沢部落自治会と協定
市は3月19日、萩荘の南沢部落自治会(石川浩会長)アダプトプログラム協定を締結しました。
アダプトとは英語で「養子にする」の意味。
協定は市道萩荘南沢線の一部、延長約2.4キロの区間について、同自治会が▽散乱ごみの収集▽除草▽草花などの管理▽不法投棄などの情報提供▽ガードレールなどの清掃―などを行い、市が▽活動に必要な資材の提供▽アダプトサイン(看板)の交付▽活動中の災害の補償―を行うという内容です。
協定締結後、勝部市長と石川会長は固く握手を交わし、「アダプト協定という言葉が定着するよう取り組みを進めたい」「他の地域の模範となるよう取り組んでいきたい」とそれぞれ述べました。宮城県境に近い山あいに位置し、不法投棄が絶えなかった南沢地区。
これまで自主的に清掃を行ってきましたが、このたび不法投棄の根絶を目指して、市と協働で美化を進めようとしているものです。
保育施設
京津畑保育園を閉園
山間地での保育を担ってきた大東町の京津畑保育園が3月13日、閉園しました。
昭和38年2月にへき地保育所として開設されて以来、167人の子供たちを送り出しました。
19年4月、在園児が2人となったことから、現在まで休園していました。
最後の園長を務めた小山耕一さんが勝部市長に看板を返納し、47年の幕を閉じました。
閉園式は地域住民ら約30人が出席。