消防本部~高機能消防指令センター完成~

新システム導入を祝って関係者がテープカット通報者の位置を瞬時に特定できる「位置情報通知システム」「車両位置動態管理システム」などが導入された高機能消防指令センター

市消防本部の指令システムが更新され、新しく高機能消防指令センターが完成しました。

119番通報者の位置を瞬時に特定できる「位置情報通知システム」を導入したことにより、通報の受信から出動指令までの消防指令業務の時間が短縮され、災害現場へいち早く消防車や救急車が到着できるようになりました。

完成式は4月5日、消防本部で行われ、関係者ら約50人が出席して行われました。

勝部市長は「この整備を契機に情報伝達手段の確保の重要性を深く認識し、最新のシステムにより今後とも安全・安心のまちづくりを目指し、一層の防災体制の確立に努めてまいりたい」と式辞。

消防指令センター内で関係者がテープカットを行い、新システムの稼働を祝いました。

1秒でも早く現場目指す

新システムは、最新のコンピューター技術を駆使。通報者の「位置情報通知システム」とともに、車両には現在位置を割り出す全地球測位システム(GPS)機能を搭載。

災害地点から直近の車両を編成する「車両位置動態管理システム」も併せて導入したことにより、災害現場へ最も早く到着できる車両を特定し、最短ルートを割り出すことができるようになりました。

1日約30件の119番通報を受け付ける指令センターは、火災など災害の発生や救急にかかわる出動指令から事案終了まで、24時間体制で重要な役割を担っています。
問い合わせ先
消防本部消防課 電話0191-25-5912

消防団~協力事業所表示制度開始~

表示表証
消防団員の入団促進と活動環境を整備しようと「一関市消防団協力事業所表示制度」が4月1日からスタートしました。
この制度は、消防団活動に積極的に協力している事業所などに対して、「消防団協力事業所表示証」を交付し、地域における当該事業所等の社会貢献を広く広報するとともに、地域住民、他の事業所などからの理解を一層深めようとするものです。
地域の防災力の要である消防団員は年々減少傾向にあります。また、消防団員の約7割がサラリーマンなどのため、団員活動には事業所の理解と協力が不可欠です。
この制度では、次の認定基準に該当する消防団活動協力事業所に対して、申請により「消防団協力事業所」の表示証を交付します。事業所では、事務所などへの掲示や、自社ホームページなどで表示証のマークを公表できます。
具体的な申請方法はお問い合わせください。
■消防団協力事業所認定基準
事業所などにおいて消防関係法令違反がなく、次の基準のいずれかに適合していると認められるときに協力事業所として認定します。
  1. 従業員が消防団員として、2人以上入団していること
  2. 従業員の消防団活動について、特段の配慮をしていること
  3. 災害時などに、資機材などを消防団に提供するなどの協力をしていること
  4. 消防に係る特定の活動をし、もしくは役割を担い、または大規模災害時に対応できる組織を設置していること
  5. そのほか消防団活動に協力することにより地域の消防防災体制の充実強化に特に寄与していること
問い合わせ先
消防本部総務課 電話0191-25-5910または各消防署・分署


(広報いちのせき 平成22年5月1日号)