最初のメニューは、みんなが大好きなカレー。会話もにぎやかに「おいしーい」(一関東中1年の教室で)

平成20年度から2カ年で整備を進めていた真滝学校給食センターが3月末に完成し、4月19日、開所式を行い、業務が本格的にスタート。

これにより、市立の小中学校全校が自校方式を含め、完全給食化を実現しました。

関係者が拍手で第1便の出発を見送りましたドライシステム、オール電化の調理室内部鉄骨造り2階建てのセンター外観

滝沢字水口の一関東中学校に隣接する4374平方メートルの敷地内に完成したセンターは、鉄骨造り一部2階建て、延べ床面積は994平方メートル。

一関・川崎地域の小学校4校と中学校5校の合わせて9校に約1600食の給食を供給します。

センター内の厨房機器や空調などをすべて電力で賄うオール電化方式を採用。

また、▽調理場の床を常に乾いた状態にして菌の繁殖や水跳ねによる汚染を防ぐドライシステム▽下処理室、調理室、洗浄室の分離▽オゾン発生器による施設内の殺菌―など、安全で衛生的な環境のための設備を整えたほか、アレルギー食の調理コーナーを設けています。

2階には調理室内を見渡せる研修室を設け、食育にも配慮しています。

職員は、所長、栄養士、調理員、事務職員の17人体制。

調理した給食は、4台の配送車により届けられます。

市は本年度、(仮称)千厩学校給食センターの実施設計を行う計画で、今後とも学校給食の充実を計画的に進めることにしています。

(広報いちのせき 平成22年5月1日号)