受章おめでとうございます

春の叙勲・褒章が発表され、長年それぞれの分野でその進展に尽くされた功績により、市内からは叙勲に5人、褒章に3人が栄誉に輝かれました。

瑞宝双光章

小梨浩子さん

小梨浩子さん(78)

一関市萩荘

教育研究功労
修紅短期大学名誉教授

仙台市出身。

昭和29年から教学の道に進まれ、修紅短大副学長などを歴任。

現在は、同短大名誉教授、NPO法人一関文化会議所理事長としてご活躍されています。

郷土の食生活史の編さんにも取り組んでおり、「教壇では、食の大切さと実践を説き、人づくりを目指して学生と接してきました。卒業生の方々と月1回のウオーキングで現在も交流を深めています。教職を選んで本当によかった」と語られました。

瑞宝単光章

熊谷眞平さん熊谷眞平さん(72)
花泉町花泉
調停委員功労
元調停委員

花泉町出身。

昭和63年4月から平成22年3月までの22年間にわたり、民事、家事紛争の解決に尽力されました。

当初は、農地の境界などの紛争が主でしたが、離婚調停や遺産相続などの民事の紛争にも携わるようになりました。

「調停は当事者同士の話し合いをお手伝いするだけ。まず、相手の話をじっくり聞くこと。あっという間でした。いろいろな面で勉強させていただきました」と述べられました。


瑞宝単光章

金野智子さん金野智子さん(82)
千厩町奥玉
へき地保健衛生功労
元千厩町保健婦

千厩町出身。

昭和28年、旧奥玉村保健婦として、昭和31年の旧千厩町合併後は、町の保健婦として母子保健衛生の向上に尽力されました。

家庭訪問を中心に、地域内をくまなく巡回し、出産時の事故防止に努められました。

乳幼児の健康保持増進などを目的に、母子保健推進員制度が制定された後は、地域で各種学級などを開催し、推進員の育成指導にも励まれました。

町職員を退職されるまで町民の健康づくりに取り組まれました。


瑞宝単光章

佐藤喜美男さん佐藤喜美男さん(73)
一関市中里
消防功労
元一関市消防団一関地域団長

一関市出身。

昭和32年に消防団に入団し、平成21年に退団するまで52年間にわたり消防、水防、防災活動にご活躍され、平成17年から一関市消防団一関地域団長などを務められました。

幼いころ、カスリン・アイオン両台風で、懸命に救助に励む消防団員を見て入団を決意されたといい、「自分だけの力ではなく、先輩や関係機関、入団後に知り合った多くの仲間、そして家族があっての受章であり感謝している」と語られました。

瑞宝単光章

滝澤德男さん滝澤德男さん(82)
川崎町薄衣
統計・調査功労
元各種統計調査員

川崎町出身。

昭和28年から平成17年まで、8回の国勢調査、事業所・企業統計調査10回などのさまざまな調査に従事され、正確な調査活動に尽力されました。

農作業の忙しい時期に調査が重なることも多く、夜間の訪問を行うこともあったといい、「苦労も多かったが、地域の方々や妻の協力があっての受章であり、感謝している。大変光栄なことです」と語られました。

黄綬褒章

佐々木善子さん佐々木善子さん(68)
花泉町油島
業務精励
農業

稲作、肥育牛経営の傍ら、昭和49年に生活改善グループに入会。

平成11年から10年間、岩手県生活研究グループ連絡協議会長、平成17年から4年間は、全国生活研究グループ連絡協議会長を歴任されました。

「食」にこだわり活動をされ、食育推進の全国ファーラムの開催や郷土料理に関する冊子の編集に尽力。

現在は、夫婦で農家レストランを経営されています。

「家族一丸となって取り組んだ成果が認められてうれしい」と語られました。


藍綬褒章

阿部文彦さん阿部文彦さん(84)
花泉町油島
統計調査功績
元国勢調査員
昭和28年に統計調査員に就任以来、国勢調査11回、農林業センサス11回などの調査に従事し、正確な調査で公同の事務に尽力されました。

統計調査は、個人情報を扱う業務なのでプライバシーへ配慮しながら行う難しさがあったといいます。

「統計調査は地味な仕事だが、行政の施策の物差しになる資料を作る大切な仕事。受賞は身に余る光栄です。地域の皆さんの協力のおかげです」と述べられました。

藍綬褒章

岩渕正助さん岩渕正助さん(91)
花泉町涌津
統計調査功績
元農林業センサス調査員
昭和24年に統計調査員に就任以来、国勢調査10回、農林業センサス10回などの調査に従事し、正確な調査で公同の事務に尽力されました。

戦後シベリアから復員され、調査員のなり手もいなかったため、父の後を継ぎ、統計調査に携わり「こんなに長くやるつもりはなかった」と長年の仕事を振り返ります。

「受賞は、驚いた。調査区の皆さんの協力があったからこそ務めることができた。家族の支えも大きかった」と述べられました。


(広報いちのせき 平成22年6月1日号)