豊かな生態系を目指して~森は海の恋人植樹祭開催

大きく育つようにと願いを込め植樹する参加者

牡蠣の森を慕う会(気仙沼市)と室根町第12区自治会が主催する「森は海の恋人植樹祭」は6月6日、室根町の矢越山ひこばえの森で催されました。

当日は晴天に恵まれ、県内外から約900人が参加。

22回目となる今年は、ブナやコナラなど約900本の広葉樹の苗木を植樹したほか、これまで植えた木々の成長を助ける下刈り作業やひこばえの森の観察会も行われ、森-川-海のつながりと人や地域間の交流を深めました。
同時に開催されたこっとんこ水車まつりでは、水車粉ひき実演や郷土芸能を堪能。地元の農産物加工品や海の幸などが販売され、多くの来場者でにぎわいました。

老いてますます元気です~金沢でスポーツ大会開催

ボール送りを競う参加者

金沢地区老人クラブ連合会などが主催するシルバースポーツ大会は6月12日、金沢小学校体育館を会場に催されました。
約30人が参加した同大会は、地区内の集落を赤組と白組に分け、「ボール送り」など5種目で優勝を競いました。

中でも男女が抱き合いながら風船を割ってリレーする種目「ますます元気です」では、恥ずかしさも忘れて、二人で協力し風船を割る姿に会場から笑いが起こり、和やかな雰囲気で競技が行われました。

結果は2勝ずつで迎えた最終競技に勝利した白組が優勝。大会後は懇親会が行われ、交流も深められました。

きれいな川で大きくなれ~磐井川にアユ・ヤマメ放流

魚の稚魚をそっと川に放つ園児たち

市が主催する稚魚の放流は6月1日、磐井川河川公園など2カ所で行われました。

磐井川の清流化と魚資源を守るために昭和48年にコイを放流したのが始まりで、今年で37年目。

あおば保育園児をはじめ、一関釣りクラブや水環境ネット磐井川など川に関係する団体の会員ら約80人が、アユやヤマメの稚魚約3万匹を放流し、魚の成長を願いました。
一関釣りクラブの千葉英志会長は「アユ、ヤマメともに水と太陽がないと生きられません。生き物が共生する環境整備を行っていきましょう」と呼び掛け、園児たちはバケツの稚魚を「大きくなってね」と静かに放ちました。

日ごろの感謝に多彩な催し~たまご湯で盛大に感謝祭

会員や利用者で一日中にぎわいを見せたたまご湯

千厩町第10区自治会が運営する「畑ノ沢鉱泉たまご湯」の「たまご湯感謝祭」は6月6日に行われました。

駐車場に設けられた特設会場には、地区内外から約200人が来場。

伊藤清一会長が「たまご湯は、お客様の愛情に支えられ7年目を迎えることができた。これまで多くの表彰もいただいた。これからも自治会員、たまご湯利用者の交流の場としていきたい」とあいさつしました。
感謝祭では、クイズや腹話術を使った交通安全講話や名人によるほらふき独演会、お楽しみ抽選会などのほか、よさこいソーランの演舞など多彩な余興が行われ、来場者を楽しませていました。

自分の目と足で川崎体感~薄衣小児童が「まち探検」

浪分神社の境内を散策する児童たち

川崎町の薄衣小3年生38人は6月10日、「まち探検」と銘打って、町内の石碑や建築物を巡りました。

社会科学習の一環で、事前に地図などで下調べをした個所を実際に歩いて観察しました。
2回目のこの日は、旧国道沿いを探索。河崎の柵の壁画を眺め、壁画の近くに建つ蔵や交番を確認しながら歩きました。

浪分神社では、神殿の中に納められている神輿や馬の置き物を見つけると、興味津々で記録を取っていました。

児童の野田くるみさんは「神社の屋根が大きい。いろいろなものがあってすごい」と自分の足と目で地元川崎を体感していました。

心の触れ合い大切にして~松川保育園家庭教育学級

ダイちゃんと握手して笑顔がこぼれる子供たち

松川公民館主催の家庭教育学級は6月12日、松川保育園で開催され、園児とその保護者など約50人が参加しました。
講師を務めた大東町在住で世界児童文化ボランティアの藤野静枝さんが「しあわせは言葉と笑顔から~ダイちゃんとあそぼう!~」と題して講演。

藤野さんと腹話術人形ダイちゃんの楽しい掛け合いに、会場は笑い声であふれました。

藤野さんは、世界の子どもたちと交流したエピソードを紹介し「子どもには必ず長所がある。心を開いて子どもと接してほしい」と呼び掛けていました。

ホールインワン目指して~グラウンドゴルフ大会

ホールポストに向かって狙いを定める参加者

一関市グラウンドゴルフ協会主催の第3回会長杯グラウンドゴルフ大会は6月8日、大東町の大東野球場で開催されました。
薄曇りの天気の中、両磐地方から333人が参加。

24ホールのコースを、6、7人を1グループにして個人戦で行われました。

参加者の中には90歳を超える人も。

グラウンド内はホールポストに向かって真剣にクラブを打つ熱戦が繰り広げられ、選手たちは親睦を図りながら、優勝を目指しプレーしていました。

参加者の一人は「なかなかうまくならないけれど、グラウンドゴルフはとても楽しい」と、笑顔を見せました。

(広報いちのせき 平成22年7月1日号)