記録を目指しゴールへ

スタートの号砲で一斉に走り出した選手たちハーフマラソンで優勝した飯田明徳選手大勢のボランティアが大会を支えました

第29回一関国際ハーフマラソン大会は9月26日、行われました。

ハーフマラソン(21.09755キロ)、10キロ、5キロの男女、年齢別の36種目に、国内外の招待選手を含む1840人がエントリーし、健脚を競いました。

晴れ渡る秋空の下、午前9時50分、号砲とともにハーフの部がスタート。

入賞、自己ベスト、完走とさまざまな目標を持った選手たちがゴールを目指しました。

沿道では、旗を持った観衆が「頑張れ」と盛んな声援を送っていました。

競技の結果、駒沢大学陸上競技部の飯田明徳選手が男子ハーフマラソン18~29歳で優勝。

シドニーオリンピック男子マラソンで6位に入賞した諏訪利成選手(日清食品グループ陸上競技部)は同30~34歳で1位となりました。

レースを終えた選手たちには、手作りのおにぎりと豚汁が振る舞われたほか、一関鍼灸按摩マーサージ指圧師会によるマッサージサービスなども行われました。

本庁舎前特設会場で行われた表彰式では、種目ごとの上位入賞者に賞状と賞品が授与されました。

海外のマラソン大会への派遣選手を決める抽選でホノルルマラソンへの派遣が当たった伊藤充夫さん(61)=仙台市=はランナー歴10年。

「この大会には今年で7回目。いい時期に開催される大会で、毎年楽しみにしています」と話していました。


命運かけた軍議を再現

「エイ、エイ、オー」と全員で気勢を上げました力強く口上を読み上げる藤岡さん(中央)

第10回唐梅館絵巻は9月26日、東山町の唐梅館総合公園などを会場に行われ、時空を超えた歴史絵巻が繰り広げられました。
今年の総大将・千葉広胤公役は、俳優の藤岡弘さん。

騎馬武将を含む総勢333人を従え、澄みわたった青空の下、長坂商店街から唐梅館総合公園までを勇ましく練り歩きました。
軍議では、葛西氏の重臣千葉一族が天正18(1590)年、小田原参陣で豊臣秀吉に従うか否かを決した場面を再現。

藤岡さんが対決の口上を力強く読み上げると、会場の熱気は最高潮に達し、市内外から訪れた約9千人の観衆を魅了しました。
長坂商店街では、よさこい演舞や総祝い千人踊りなどが華やかに繰り広げられたほか、多彩なイベントが催されました。 

(広報いちのせき 平成22年10月15日号)