成人式企画実行委員会のメンバーとともに。新春座談会でふるさとの未来について熱い意見をいただきました

新年あけましておめでとうございます。

皆さまには平成23年の新春を穏やかに迎えられたことと、心からお慶び申し上げます。
昨年は、岩手・宮城内陸地震で大きな被害を受けた国道342号が5月に再開通するなど地震被害からの復旧工事も完了し、沿道にもにぎわいが戻っております。
この間、全国の皆さまからお寄せいただいた善意に対しまして、改めて感謝を申し上げます。

当市では現在、藤沢町との合併に向けて事務が進められています。

「両磐は一つ」との思いで合併協議を行い、昨年の12月議会において合併関連議案について両市町で議決をいただき、9月26日の新市誕生に向けて諸準備を進めております。

この合併を機に両市町が持つ地域資源を結集して新たな地域づくりを行ってまいります。

先人が築いてきた歴史を大切にしながら、いきいきとした夢の持てる地域を作っていかなければならないと決意を新たに新年を迎えました。

本年は宮城県北、秋田県の自治体との県境を越えた連携にも積極的に取り組むほか、雇用対策、地域医療の確保への対応は最重要課題として取り組んでまいります。

また、平泉文化遺産の世界遺産登録については本年6月にユネスコ委員会において審議されますが、必ず登録が実現されることを信じております。

平泉町にとって一関は最大・最良のパートナーであることを表明し、共に歩んでいきたいと思います。

また、行政、市民、地域が共通認識を持ち「協働のまちづくり」を進めていくため、実行計画としてのアクションプランを策定いたしましたが、これをベースとして市総合計画の施策を推進してまいります。

磐井川堤防改修事業もいよいよ本格的に工事着手されました。

公共施設の移転整備など、これまで動きの見えにくかったものが具体の工事などにより目に見えてくる、そのような一年になります。

市民の皆さまには、これら施策に対して何とぞご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

結びに、本年が皆さまにとりまして幸多い年となりますよう、心から祈念申し上げまして、年頭のごあいさつといたします。

勝部 修



 (広報いちのせき 平成23年1月1日号)