表紙写真疾走する旗切り水かけに向かう裸男白い息をはきながら出番を待つ加勢人
 
明暦の大火を機に火防祈願と火防宣伝を兼ねて始まったと伝えられる大東大原水かけ祭り。
今日では、厄落としや1年間の無病息災、大願成就を祈願しての参加者が増えてきました。
 350年以上の歴史を誇り、天下の奇祭とも呼ばれるこの祭りが、今年も2月11日に催されました。
身を切るような寒さの中、それぞれの願いを掛け通りを駆け抜ける247人の裸男たちに沿道から清めの水が一斉に浴びせかけられると、祭りの興奮は一気に最高潮に達します。
走り終えた裸男たちが、それぞれの年賀会事務所前で「納め水」をかけ清められると祭りはフィナーレへ。
 清めの水を全身に浴びた男たちの顔には、一様に誇らしげな表情が浮かんでいました。
 (広報いちのせき 平成23年3月1日号)