開通

 立夏も過ぎ、そこかしこの田んぼに水が張られ、田植え作業も盛んになった5月10日正午、冬期間通行止めとなっていた国道342号真湯~須川温泉間の約15キロが開通しました。

例年3月中旬ごろに開始される除雪作業は、東日本大震災による燃料不足などの影響で、4月1日から作業を開始。
余震や雪崩に注意しながら作業を行い、震災による道路・のり面の被害状況や安全確認を経て、この日の開通を迎えました。

前夜の雨もやみ、新緑が陽光に輝く陽気に恵まれたこの日、関係者の合図により閉ざされていた真湯ゲートが開放されると、開通を待ちわび、列を作っていた20台ほどの車が次々と登って行きました。

5月15日には、須川ビジターセンター前で登山の安全祈願祭も行われた栗駒山。
これから本格的な夏山シーズンを迎えます。

開通を待ちわび、列をつくる真湯ゲートが開放

 (広報いちのせき 平成23年6月1日号)