初夏を彩る大輪

初夏の日差しを浴びて咲き誇るボタン華麗に咲くボタンをバックに記念撮影する観光客

200品種4000株を超える東北最大級の規模を誇る花と泉の公園(花泉町老松)のぼたん園。
好天にも恵まれ例年より早い5月中旬から下旬にかけてピークを迎え、白や紫に加え遅咲きの黄色など多彩な色のボタンが咲き誇り、たくさんの観光客を魅了しました。

東日本大震災の被害に配慮し、今年は「ぼたん・しゃくやく祭り」と銘打っての開催はしていませんが、例年通り4月29日から開園。
県外からもたくさんの観光客が訪れ、ベンチに腰かけてゆっくり鑑賞したり、ボタンをバックに記念撮影したりと、思い思いに散策を楽しみました。
また、園内にあるぼたんハウスでは、窯で焼いた本格ピザや臨時休業中のレストランはずみのメニューも堪能できます。

期間中は、仮装撮影会やチャリティー芸能発表会など復興イベントも開催され、にぎわいをみせた同園。
5月下旬頃からは2000株のシャクヤクが見頃を迎え、観光客を楽しませてくれます。

知ろう、防ごう、見直そう

分野ごとに並べられたさまざまな図書

「身近な災害を知る」をテーマに、東日本大震災を契機とした企画展が一関図書館で開かれました。
まずは、日常に潜む災害について改めて知ってもらいたいと、災害関連図書が集められました。

5月22日まで開かれた同企画展。
地震や津波、エネルギーなどについて知ることができる図書の数々。
それらは、次々と貸し出されており、利用者の関心の高さがうかがえました。

図書の貸し出しは随時可能。
10月には新たに震災に関する企画展が開かれる予定です。

古里の豊かな自然を守る

沿道に捨てられたごみを拾いながら歩く子どもたち

東山町の束稲森林愛護少年団による束稲清掃登山は5月31日、束稲山で行われました。
森林愛護に対する意識を高めようと、同少年団を構成する田河津小学校の4・5年生が例年行っているもので、今年は23名が参加。

ごみ袋を手に、山頂から約2キロの区間で沿道などに捨てられた空缶やペットボトル、たばこの吸殻などのごみを拾い集めました。
団長の那須野日和さん(5年)は、「ごみは去年より少なくなったけどまだたくさんある。ポイ捨てはやめてほしいです」と自然を大切にする気持ちを新たにしていました。

(広報いちのせき 平成23年6月15日号)