はやく大きくなってね

成長願い稚魚を放流

市が主催する稚魚の放流は5月27日、磐井川河川公園など3カ所で行われました。
住民から提供されたものを含むアユ1万6千匹とヤマメ1万匹を放流し、魚の成長を願いました。

今年で38回目を迎えた放流事業は、磐井川の清流化と魚資源を守るために昭和48年にコイを放流したのが始まり。
漁業監視員、一関釣りクラブ、水環境ネット磐井川、吸川をきれいにする会などの協力で毎年行われています。

好天に恵まれ、気温も上がったこの日、磐井川河川公園では、あおば保育園の園児など52人が参加。
勝部市長が「早く大きくなってと気持ちを込めて放しましょう」とあいさつ。
続いて一関釣りクラブの千葉英志会長が「人も動物も魚も水と太陽の恵みで育つ。生き物が共生する住みよい環境の整備を行っていきましょう」と呼びかけた後、園児たちはバケツに稚魚を受け取り、「大きくなってね」と声を弾ませながら放流。

一般参加でお母さんと一緒に稚魚を放流した片岡怜菜ちゃん(4歳)は「最初は怖かったけど、放したお魚が泳いでいくのが楽しかった」と初めて触れた稚魚に驚きながらも元気に川を泳ぐ姿に目を輝かせていました。

(広報いちのせき 平成23年6月15日号)