千厩でソフトボールフェスティバル
世界のレベルが目の前で

12.Feb 2012

世界で活躍する選手と触れ合うことでスポーツに関心を持ってもらおうと2月12日、千厩中学校で「平成23年度スポーツの広場『ソフトボールフェスティバル』」が開かれた。

講師は、千厩町出身で元ソフトボール日本代表、一関市市民栄誉賞第1号を受賞した藤原麻起子さん(28)と北京オリンピックで金メダルを獲得した日本代表チーム元監督で現在弘前市職員の斎藤春香さん(41)の2人。
会場には市内の児童・生徒、父母や関係者など約250人が参加し、世界レベルの技術に触れた。

まずは小学1年から3年までの親子45 組でキャッチボール。
藤原さんと斎藤さんは、ボールの握り方や腕の振り方などを丁寧に指導した。
投球を実演した藤原さんは、力のあるストレートのほかチェンジアップ、ライズ、ドロップ、シュートなどキレのある変化球を投げ込み、会場を沸かせた。

斎藤さんからスローイングを教わった摺沢小2年の菊池花恋さんは「やさしく教えてもらった。たくさん練習してヒットを打てる選手になりたい」とにっこり。
バッターボックスで藤原さんの投球を間近で体験した千厩中ソフトボール部の藤野奈月さん(中2)は「インコースのボールが速くて迫力があった」と驚いていた。
トークショーでは、藤原さんと斎藤さんが少女時代の思い出や世界大会のエピソードなどを披露。
集まった小学生たちに「ここから世界に羽ばたく選手を目指してほしい」とエールを送った。

フェスティバルに参加した子供たちについて斎藤さんは「目の輝きが素晴らしかった」とたたえた。
また、県立学校教員の24 年度採用に内定している藤原さんは「ソフトボールを通じて人間性を育てたい」と指導者としての抱負を語った。

1トークショーでこれまで歩んできたソフトボール人生を語り、集まった子供たちにエールを送る藤原麻起子さん(右)と斎藤春香さん(中央) 2世界で戦ってきた2人に刺激を受けた千厩中ソフトボール部の皆さん。目標は「まずは県大会。どんどん上の大会を目指します」と語ってくれた
3スローイングを丁寧に教える斎藤さん 4会場には親子連れを中心に250 人余りが参加。キャッチボールやピッチングの基礎を学んだ
5世界の強打者を封じた藤原さん。ダイナミックで力強い投球を披露した

1.トークショーでこれまで歩んできたソフトボール人生を語り、集まった子供たちにエールを送る藤原麻起子さん(右)と斎藤春香さん(中央)

2.世界で戦ってきた2人に刺激を受けた千厩中ソフトボール部の皆さん。目標は「まずは県大会。どんどん上の大会を目指します」と語ってくれた

3. スローイングを丁寧に教える斎藤さん

4. 会場には親子連れを中心に250 人余りが参加。キャッチボールやピッチングの基礎を学んだ

5.世界の強打者を封じた藤原さん。ダイナミックで力強い投球を披露した

2012yosakoiフェスタinすりさわ
復興の願いと元気を発信

29.Jan 2012

「2012yosakoi フェスタin すりさわ」は1月29日、大東町摺沢の大東コミュニティーセンター「室蓬ホール」で開かれた。
東日本大震災からの復興を願い、元気を発信しようと「大東Yosaikoi 恋・来い連『菅原組』」(牧野茂太郎代表)が主催したもので、同日は、県内と宮城県から22団体、約400人が出演。
ホールいっぱいにエネルギッシュな演舞を披露し、会場は熱気に包まれた。

フロアでは、各団体が2回の演舞を披露したほか総踊りや旗の共演、地元摺沢小学校児童による演舞も行われた。
各団体はよさこいのパワフルな音楽にあわせて息の合った演舞をダイナミックに繰り広げ、約500人の観客を魅了した。

妻、息子2人と親子で参加した雫石桜蓮迦の猿舘康一さん(35)は「初めての大きなイベントなので元気に踊りたいと思った。
沿岸の団体も参加していて、こちらが勇気をもらった」とにっこり。
「菅原組」事務局の佐藤新治さん(56)は「震災から間もなく1年。自分たちが元気になり、被災地の復興を応援する温かい祭りにしたい。参加してくれた団体に感謝している」と自主開催の喜びを語った。

1表情豊かに各団体が熱の入った演舞を繰り広げた 2出演団体のトップを飾った摺沢小学校の元気あふれる演舞
3観客席から声援を起こるちびっ子

1.表情豊かに各団体が熱の入った演舞を繰り広げた

2.出演団体のトップを飾った摺沢小学校の元気あふれる演舞

3.観客席から声援を起こるちびっ子

小中高連携バレーボール指導会
中学仕様で高い技術学ぶ

18.Feb 2012

現在の小学6年生が高校1年生になる4年後の2016年に岩手で国民体育大会が開かれる。
その大会で中心選手として活躍できる選手を育成しようと、県バレーボール協会主催の指導会が県内各地で行われている。
市内のスポーツ少年団からも8人の選手が参加。
平泉町の選手と共に国体を見据えた技術を学んでいる。

フリーポジション制(前衛と後衛の区別なくプレーする)の小学生バレーはボールが軽く、コートも狭い。
指導会ではボール、ネットの高さ、コートの広さが中学生仕様、ローテーション制(前衛と後衛を区別しプレーする)も採用している。
指導する伊藤真由子平泉中教諭は「中学仕様で練習することで中学入学と同時に戸惑いなくプレーできる」と意義を語る。
選手の一人酒井鈴華さん(一関小6年)は「ローテーションを覚えるのは大変ですが、チームメイトと一緒に頑張りたい」と意気込む。
選手たちはレシーブ、トス、スパイクなどコートいっぱいに元気な声を響かせていた。

指導会は12月 から月2回行われており、3月には県内14地区のチームで争う大会も雫石町で予定されている。

1この日は中学生との試合形式の練習。中学生のスパイクをブロック 23月の大会に向けてチームワークもアップしてきている
3ネットの高さも中学生仕様。力強いスパイクを打ち込むエース 4コーチからフォーメーションなどの指示を受ける選手たち

1.この日は中学生との試合形式の練習。中学生のスパイクをブロック

2.3月の大会に向けてチームワークもアップしてきている

3.ネットの高さも中学生仕様。力強いスパイクを打ち込むエース

4.コーチからフォーメーションなどの指示を受ける選手たち

いちのせきの広報誌「I-style」3月1日号