ILCの誘致に向け、鳩山元首相が大東町を視察(2.May 2012)

鳩山由紀夫元首相は5月2日、大型加速器「国際リニアコライダー」(ILC)計画建設候補地の大東町大原地区を視察しました。
リニアコライダー国際研究所建設推進議員連盟会長の鳩山氏は「ILCは世界に向けて復興をアピールする最大の事業だ。ぜひここで世界的な研究を進めてもらいたい」と述べました。

現地で勝部修市長は▼想定されるルートの概要▼地域の特性(優位性)▼ILC誘致による国際学術研究都市のイメージと都市構想の策定に向けた取り組み▼北上高地(山地)の地質―などについて説明しました。

世界に1カ所だけ設置されるILCは国際プロジェクト。
日米欧などの複数国が候補地になっています。
今年中に国際組織が工学設計をまとめ、2013 年には建設地の各国協議が始まる見込みです。

鳩山氏は前日の1日に岩手県庁を訪れ、達増拓也知事にILC誘致に協力する考えを示しています。

みちのくひろし旅で溝畑宏前観光庁長官が一関市を訪問(10.May 2012)

前観光庁長官の溝畑宏氏が5月10日、勝部修市長を訪問し、観光振興や震災復興について、熱く語りました。
溝畑氏は、観光庁長官時代に自ら手がけた「東北観光博」を盛り上げるため、自転車で東北各地を巡る「みちのくひろし旅」を展開しています。
その訪問先の一つとして、当市に立ち寄りました。

溝畑氏は4月27日に福島県新地町をスタート。
一路北上して5月上旬に岩手県入りし、当市、平泉町、北上市や花巻市の観光地などを訪れ、多くの県民と触れ合いました。

市役所で溝畑氏は「被災者の受け入れや被災地支援に誠実に対応いただき感謝しています」と語ると勝部市長は「市の役割は隣接する被災自治体の後方支援。近助の精神で取り組んでいます」と答えました。
旅先の様子は、インターネットの動画配信サイト「Ustream」(ユーストリーム)で発信されています。

被災地から世界へ、感謝の気持ちを歌に乗せて発信(15.May 2012)

一関市出身のトータル・サウンド・アーティストでティートックレコーズ(本社・東京恵比寿)代表取締役社長の金野貴明さん(35)は、このほど被災地発信ソング「未来への扉」を発表しました。

これは、東日本大震災で復興支援を受けた被災地から、世界中に感謝の気持ちを発信しようという企画。
金野さんと一般参加者が「未来への扉」を歌い、CDや音楽配信サイトで世界へ発信します。

収録は6月30日の一関文化センターを皮切りに岩手、宮城、福島、茨城の4県11市町で7月29日まで行われ、9月12日に全国発売されます。
利益は、一関市内のNPO法人や国連機関などを通じて全額寄付され、世界の子供たちのために役立てられます。

金野さんは「被災地と世界の絆を一層深め、まだまだ続く復興への道のりを再認識してもらうきっかけになれば」と一緒に歌ってくれる一般参加者を募集しています。

曲は同社ホームページからダウンロードできるほか、動画サイトのYouTube(ユーチューブ)でも歌詞付きのプロモーションビデオが公開されています。

●募集期限…6月29日(金曜日)まで
●申し込み…TEL03・5825・4371またはホームページhttp://www.t-tocrecords.net
●音源の入手方法…http://www.t-tocrecords.net/mirai.html

広報いちのせき「I-style」6月1日号