COVER★新沼保育園で行われた除染作業
撮影日 5月22日 場所 藤沢町新沼保育園

開局を祝ってテープカット

市は5月22日から4日間、藤沢町の新沼保育園(熊谷隆園長、園児33人)園庭の除染作業を行いました。

子供たちの健康を最優先に考える市は、環境省に提出した「一関市除染実施計画」の承認を待たずに作業に踏み切りました。

重機を使った作業では、およそ1000平方メートルの園庭の表土を約5センチ削り取りました。
遊具の付近や重機が入れない狭い場所は、作業員が手作業で除去。
削り取った土砂は、遮水シートで覆って園庭の一角に埋設し、上から約30センチの土をかぶせました。

熊谷園長は「急いでほしいとお願いしていました。6月9日の運動会を前に除染ができてほっとしました。父母たちも安心すると思います」と話していました。

市は、幼稚園や保育園など小さな子供が通う施設を優先して除染作業を行います。
グラウンドの規模が大きい小中学校は、表土の剥ぎ取りに時間を要するため、授業に支障が出ない時期での実施を見込んでいます。
施工業者や学校の日程が整い次第、順次着手し、夏休み中の完了を目指します。

広報いちのせき「I-Style」 平成24年6月15日号