本寺から望む名峰須川岳

本寺から望む名峰須川岳
初夏の本寺から望む須川岳(厳美町)

岩手、秋田、宮城の三県にまたがる標高1,627メートルの栗駒山。
岩手県側では須川岳と呼ばれ、中腹に広がる須川高原では名湯が湯煙を上げています。
春から初夏はブナの新緑が、夏は高山植物が、秋は紅葉が美しい花の名山でもあり、日本二百名山の一つにも数えられています。

そのふもと、厳美町本寺地区には、曲がりくねった水路、小規模で不整形な水田、イグネ(防風林)に守られ、点在する家々、要所に祭られた神社など、中世から変わらない美しい風景が今なお、残されています。

写真は若神子社付近。新緑の本寺と、残雪の須川岳、吸い込まれそうな空の下に広がる色鮮やかで穏やかな農村風景は、自然と共に生きてきた本寺の人たちが守り続けてきた日本の原風景です。

【アクセス】岩手県交通「塚」バス停から徒歩約10分

撮影データ:キャノンEOS7D EFS15-85 F3.5-5.6 IS F6.3 1/640秒 パターン測光 ISO100 PhotoshopCS5.1

広報いちのせき「I-Style」 平成24年6月15日号