狐禅寺に6月30 日、待望の「一関水泳プール」がオープンした。
水泳競技の向上や生涯スポーツの振興などを担う新しいプールは、スポーツ・レクリエーションの拠点として大きな期待が寄せられている。
●取材協力 及川貴之(宮城県登米市)

練習に励むスポーツアカデミー一関のクラブ員
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スポーツ・レクリエーションの拠点
狐禅寺に待望のオープン

6月30日午前10時から行われた「一関水泳プールオープニングセレモニー」には市、市議会、市教育委員会、市体育協会、一関水泳協会などから関係者約40人が出席。
大勢の市民が見守る中、テープカットを行って施設の誕生を祝った。

セレモニーで田代善久副市長は「生涯スポーツの振興を進める上で大きな弾みになる。夏の健康増進、レクリエーションに活用してほしい」とあいさつ。
菅原啓祐市議会議長が祝辞を寄せた。

続いて、畑瀬雅矢君(一関小6年)、千葉穂乃香さん(萩荘小2年)、田代副市長、菅原議長らがテープカットを行い、新しいプールの利用開始を祝った。

準備体操の後、利用開始が告げられると、子供たちは一斉にプールに入り、「広い」「気持ちいい」などと歓声を上げた。
初日は無料で開放され、市内外から訪れた親子連れなど約400人が初泳ぎを楽しんだ。

山目小6年の柏舘一樹君、管原諒君、中里颯君の3人は「50メートルプールはターンをしないで泳げるのでうれしい」とにっこり。
水の感触を思う存分楽しんでいた。
磐井川の堤防改修に伴い、青葉2丁目から狐禅寺の市総合体育館隣接地に移転新築した一関水泳プールは、昨年7月から建設が進められてきた。
総工費は約5億5千8百万円。

広さ1万平方メートルの敷地に「競泳プール」(1050平方メートル)、「こどもプール」(405平方メートル)、管理棟(606平方メートル)などが整備された。

日本水泳連盟公認の「競泳プール」は50メートル×8コース。
サブプールとして利用できる「こどもプール」は25メートル×4コースと小さい子供が楽しめる滑り台プールからなる。
管理棟には事務室、会議室、ロッカー、トイレやシャワールームなどが完備されている。

大きな大会にも対応できるようプールサイドは広々としており、400人を収容できる屋根付き観覧席(369・75平方メートル)もある。
駐車場は101台分を確保。
隣接する市総合体育館駐車場と合わせると590台が停められる。
本年度の営業は9月2日まで。
利用時間は午前10時から午後7時まで。
利用料金(個人)は一般200円、小・中・高校生100円、未就学児50円。
施設の管理運営は、指定管理者の(社)一関市体育協会が行う。


1オープニングセレモニーでは、テープカットを行って新・一関水泳プールのオープンを祝った2日本水泳連盟公認50メートル×8コースの競泳プール
3親子で楽しめる「こどもプール」は25メートルプール(4コース)と滑り台プールからなる4新たに設けられた会議室
5屋根付きの観覧席は400人を収容できる6広々としたプールサイドも特徴の一つ
7休憩にも利用できる多目的室8シャワーコーナーを備えたロッカー室

1)オープニングセレモニーでは、テープカットを行って新・一関水泳プールのオープンを祝った。手前から七田芳弘市水泳協会長、佐藤雅子市議会教育民生常任委員会委員長、菅原啓祐市議会議長、畑瀬雅矢君(一関小6年)、千葉穂乃香さん(萩荘小2年)、田代善久副市長、鈴木功教育委員長、佐山昭助市体育協会長
2)日本水泳連盟公認50メートル×8コースの競泳プール
3)親子で楽しめる「こどもプール」は25メートルプール(4コース)と滑り台プールからなる
4)新たに設けられた会議室。レジャー・競技以外での活用も期待される
5)屋根付きの観覧席は400人を収容できる
6)広々としたプールサイドも特徴の一つ
7)休憩にも利用できる多目的室
8)シャワーコーナーを備えたロッカー室

一関水泳プール

〒029-0131 一関市狐禅寺字石ノ瀬18-4
tel0191・23・8020
●プール1回の利用料金
【個人】就学前50円、高校生以下100円、一般200円
【団体】高校生以下30人まで750円(1人増すごとに25円)、一般30人まで1,500円(1人増すごとに50円)
●会議室の利用料金
【1室】1時間200円

広報いちのせき「I-style」8月1日号