今年も恵みに満ちた黄金のじゅうたん

稲刈りの風景(花泉・油島)
撮影データ:キャノンEOS7D EF-S17-55F2.8IS F5.6  1/2000秒 パターン測光 ISO100 PhotoshopCS5.1

実りの秋がやってきました。
この季節、市内の水田では稲刈りが最盛期を迎えます。
9月下旬、市内屈指の穀倉地帯、花泉町を訪ねました。
JR東北本線油島駅近くの線路沿いに広がる田んぼはまるで黄金のじゅうたん。
真っ青な秋空とたわわに実った稲穂が生み出す美しい景観に目を奪われます。

2008年にほ場整備された同地区は機械による刈り取りが主流。
約1ヘクタールを経営する同町油島の三浦芳雄さん(64)もコンバインで次々と刈り取っていきます。
一緒に作業する妻清子さん(62)は「ほ場整備前は、車窓からほんにょ(棒掛け)が並ぶ古里の景色を眺める人も多かった」と懐かしみます。

猛暑の今年は日差しが強すぎ、「例年に比べると収穫量はやや落ちている」と芳雄さん。
時折、吹き抜ける秋風を気持ちよさそうに受けながら、「今年も無事にここ(収穫)までこぎつけた」と大地の恵みに感謝していました。

油島地図
●撮影地 市道永井油島線一関市花泉町油島字中谷地地内
●アクセス JR東北本線「油島駅」から徒歩12分

広報いちのせき「I-Style」 平成24年10月15日号