千厩

ことし最後のせんまや夜市に にぎわう商店街

 千厩町商店街を会場に毎月第2土曜日に開催される「せんまや夜市(よいち)」(千厩夜市実行委員会主催・熊谷誠志会長)は10月8日、ことしの最終回を迎えました。ことしは4月9日にスタート。毎月、趣向を凝らしたイベントを展開しています。
 今回は、千厩民踊連の豊作を祝う「祝い踊り」が披露され、買い物客といっしょに秋の収穫を喜び合いました。
 歩行者天国となった商店街には地元主催の「410円セール」や「和牛まつり」「まな板・包丁とぎ」「産直市」などのほか、葛巻町の「ワイン販売」、前沢養護学校の「フリーマーケット」など各種出店が並びました。 
 沿道は、思い思いに品定めをする大勢の買い物客でにぎわいました。

秋晴れの下、151人が参加 ゲートボール大会

 千厩町ゲートボール協会主催の第24回千厩町老人クラブゲートボール大会は10月12日、千厩コミュニティ広場で千厩町老人クラブ連合会(金野肇(はしめ)会長)の23チーム・151人が参加し、白熱したゲームを展開しました。 
 参加者の最高齢は、男性が金野清一(せいいち)さん(千厩)91歳、女性は小野寺みのりさん(小梨)92歳。連続18回目の参加という金野さんは「野菜作りが忙しくて練習不足。成績よりみんなに会えることを楽しみに参加した」、小野寺さんは「友だちに誘われ久しぶりに参加した。元気をもらって帰ります」と話していました。
 大会の結果は①王畑②中日向③熊田倉、敢闘賞・本町でした。

両磐職訓センター「匠の祭典」 磨かれた“技”が一堂に

 東磐井職業訓練協会(佐藤祐司(ゆうじ)会長)などが主催する「匠(たくみ)の祭典」は10月15日と16日の2日間、両磐地域職業訓練センターと千厩農村環境改善センターで開催されました。同協会の講座には水沢市や大船渡市から通う受講生も多く、広域的に利用されています。
 両磐地域職業訓練センターで学ぶ受講生や東磐職業訓練校の訓練生などの作品がずらりと展示され、受講生の力作を見学に県内外からの来場者でにぎわいました。
 木造建築や建築設計、配管などの各種技能大会も行われ、訓練生は真剣な表情で課題に取り組んでいました。訪れた人たちは、訓練生の手元を見つめながら静かな声援を送っていました。

東山

戦国武士の意地を見せる時代絵巻 第5回唐梅館絵巻・楽市楽祭

 9月25日、第5回唐梅館絵巻が開催され、華やかな時代絵巻が展開されました。当日は、唐梅館城主・千葉広胤(ひろたね)公役に俳優の小栗旬さん、司会進行役にテレビ岩手アナウンサー平井雅幸さんを招き、会場の東山総合体育館は大勢のカメラを持つ人であふれました。

 地元婦人会による「くるくる音頭」手踊りパレードで絵巻はスタート。武者装束を身に着けた総勢333人の行列が会場を練り歩き、千葉広胤公役に扮した小栗旬さんが一族の命運を決した口上を読み上げると、会場からはひときわ大きな拍手と歓声がわき起こりました。
 同時開催された磐井振興総まつり「楽市楽祭」には、市内各地域や県内外から特産品の店が並び、多くの買い物客でにぎわいました。また、商工会青年部が中心となった、ふるさと磐井「ワイワイクイズ」が開催されたほか、太鼓競演、虎舞などの多彩な伝統芸能が披露され、絵巻を盛り上げました。

東山の特産品の販売を通じて交流 まちむら交流

 10月7日から10日までの4日間、東京都品川区の武蔵小山商店街で「武蔵小山における観光と物産展」が開催されました。15回目を迎えたこの物産展は、初日に過去最高の売り上げを記録するなど期間を通して大勢の買い物客でにぎわいました。特に好評だったのは、新鮮で安全な野菜や新米、東山和紙を使った民芸品などでした。
 「人の手から人の手へ」という産地直送のあたたかい販売を通じた交流も図られ、武蔵小山の商店街は、みちのく東山の商品を買い求める人でにぎわいました。

「地球に咲くものたちー小林健二氏の鉱物標本室からー」開催 自然のつくりだした輝きに感動

 10月14日、石と賢治のミュージアムで、鉱物展示室リニューアルオープン記念展覧会「地球に咲くものたち-小林健二氏の鉱物標本室から-」のオープニングセレモニーが行われました。この展覧会は科学者でアーティストの小林健二さんが、小学生のころから約40年にわたって集めた鉱物コレクションを展示したものです。開場式には小林さんも来場し、訪れた人たちは鉱物が持つ美しさや不思議な世界に触れ、興味深く鉱物に見入っていました。なお、展覧会は11月27日まで開催され、期間中、11月6日には小林さんのトークショー(要予約)が開催されます。普段見ることのできない美しい鉱物に出会えるこの機会にぜひご来館ください。

(広報いちのせき 平成17年11月1日号)