古き習わしを伝え、守るために

一関・厳美公民館で「小正月行事

厳美公民館主催の「小正月行事」は1月12日、同公民館で開かれ、厳美小児童らが地域のお年寄りから地域に伝わる小正月の習わしなどを学びました。

児童らは小刀を使って「きんこ」と呼ばれる「かつの木」の皮をむいたり、「成なり木」と呼ばれる栗の木の枝先にきんこをならしたり、五穀や野菜などの豊作を願う「おさくだて」(庭田植え)を行ったりしました。
厳美小5年の佐藤大輝(たいき)君は「小刀もうまく使えた。
伝統行事をみんなで守っていきたい」と話していました。
小正月行事

新年も笑顔で楽しく交流

花泉・老松公民館で「ひょうたん学級」

老松公民館主催の「第8回ひょうたん学級」は1月16日、同公民館で行われ、地域の高齢者がレクリエーションなどを通じて楽しいひとときを過ごしました。

参加者は「輪投げ」や「スカットボール」を実践。
一投一打ごと輪やボールの行方に歓声が上がるなど、会場は終始和やかな雰囲気に包まれました。
熊谷幸男(くまがい・ゆきお)さん(70)=蛭沢(びるざわ)=は「みんなと過ごす時間はいつも楽しい」とにっこり。
レクリエーションの後は新年交流会も開かれ、会食しながら歌や踊りを楽しみました。
ひょうたん学級 

世代を超えて真剣勝負

大東・大東開発センターで「将棋教室」

「おじいちゃんと一緒にしょうぎ教室」(興田公民館、興田地区老人クラブ共催)は1月9日、大東開発センターで開かれ、同クラブ会員が「師匠」となり、興田小児童と将棋で交流しました。

教室には児童と大人23人が参加。
真剣勝負を挑んだ児童は、負けても「もう一局」と果敢に挑戦するなど、熱い対局が繰り広げられました。
興田小2年の高橋佳(かい)君は「おじいちゃんたちは強いから、勝ったときはすごくうれしい」と声を弾ませ、次の対局に臨んでいました。
将棋教室

世代超えて交流、心も体も温まる

千厩・小梨地区老人クラブ連合会「お茶ぱたきカルタ大会」

小梨地区老人クラブ連合会(菅原實(みのる)会長、会員417人)主催の「お茶ぱたきカルタ大会」は1月10日、小梨公民館で開かれ、地元老人クラブと小梨小児童の7チームが参加しました。

読み手の声に耳を澄ます「静」と素早くカルタを取る「動」が繰り返される会場は、笑顔と歓声でにぎやか。
小梨小3年の三浦真緒(まお)さんは「読まれたカルタを見つけるのが難しかったけど、おばあちゃんたちより早く取れたときはうれしかったです」と冬休みの一日を楽しんでいました。
お茶ぱたきカルタ大会

幸せの願いを込めて若水を運ぶ

東山で「磐井清水若水送り」

「第21回磐井清水若水送り」(同実行委員会主催)は2013年元旦に行われ、白装束姿の地域住民ら約200人が平泉町中尊寺まで約20キロの道のりを夜通し歩き、若水を運びました。

今年の元旦は例年にない寒さで、若水が入ったおけにつららができるほど。
それでも、一行は雪道で一度もおけを地面につけることなく中尊寺に到着。
今年一年の幸せを願い、若水を奉納しました。
実行委員の佐藤育郎さん(65)は「今年も無事に運ぶことができて安心しました」と話していました。
磐井清水若水送り

空想の世界へいざなう絵本の世界

室根・上折壁児童館で「絵本の読み聞かせ」

室根図書館主催の「絵本読み聞かせ」は1月16日、上折壁児童館で行われ、同図書館の金野晴子(こんの・せいこ)読書指導員が「わらべうたえほん あぶくたった」や「どんぶらどんぶら七福神」など4作品を読み聞かせ、園児らを絵本の世界にいざないました。

この日は同児童館のほか、合同保育中の釘子保育園、浜横沢児童館の園児ら35人が参加。
浜横沢児童館ひまわり組の千葉奏(うた)ちゃん(5つ)は「絵本が大好き。初めて見る絵本もあって楽しかったです」と瞳を輝かせていました。
絵本の読み聞かせ

寒さを吹き飛ばし元気に餅つき

川崎・川崎保育園で「餅つき会」

川崎保育園(藤代芳(よしえ)園長、園児76人)の「餅つき会」は1月11日、同園で開かれ、寒風が吹き抜ける中、園児たちは元気いっぱい餅をつきました。

湯気が立ち上る餅米が臼に入ると、園児たちは大喜び。
炊き立ての香りに包まれ、待ちに待った餅つきが始まりました。
園児たちは保育士らの手を借りながら、歌を歌ったり、数を数えたりしながら順番につきました。
ひまわり組の及川榎音(かのん)ちゃん(6つ)は「お雑煮をいっぱい食べたい」と言葉を弾ませていました。
餅つき会

御神火に健康と安全を祈願

藤沢・ふじの実学園で「どんと祭」

社会福祉法人ふじの実会の「ふじの実どんと祭」は1月12日、ふじの実学園で開かれ、施設の利用者、保護者、職員や地域住民など約300人が無病息災や家内安全を祈願しました。

どんと祭は新春の恒例行事で今年が30回目。
同学園と地域の交流を深める機会にもなっています。
神事では玉串を奉げ、施設を利用する新成人や祝年者にお祝いが贈られました。
引き続き、持ち寄った正月飾りなどに点火。
参加者は御神火を囲み、今年一年の健康と安全を祈っていました。
どんと祭

2月のベストスマイル

2月ベストスマイル12月ベストスマイル22月ベストスマイル32月ベストスマイル4

広報いちのせき「I-Style」 平成25年2月1日号