健康塾

乾燥性皮膚炎の予防は日頃の皮膚の保湿から

すがわら皮膚科クリニック 菅原祐樹 医師
すがわら皮膚科クリニック 菅原祐樹 医師

乾燥性皮膚炎は、皮膚の脂と水分が減少し、乾燥することで生じます。
膝下に現れやすく、ひび割れ、赤み、強いかゆみなどの症状が出ます。

皮膚の潤いは、皮脂、天然保湿因子、角質細胞間脂質の3つで保ちます。
これらは、加齢、生活習慣、疾患などが原因で減少することがあります。
保湿剤は、皮膚に潤いを与え、水分を逃がしません。
予防を兼ねて朝と夜の塗布をお勧めします。
症状が強い場合は、ステロイドの塗り薬や抗アレルギーの飲み薬などで治療します。

乾燥を防ぐには、普段から▼熱いお湯や長風呂を避け、体をゴシゴシ洗わない▼適度な湿度を保つ▼肌着は刺激の少ないものを着る――などに気を付けてください。
また、アルコールや香辛料などの刺激物で体温が上昇するとかゆみが増します。
取り過ぎに注意してください。

元気のひみつ

大好きなバスケットとスキーで体を動かしてリフレッシュ

畠山康人さん
畠山康人さん 千厩町千厩 52歳

千厩町で歯科医をしています。
中学1年からバスケットボールを続けています。
今は、千厩小のミニバスで指導者として子供たちに教え、千厩中バスケ部の夜間練習では練習のサポートをしています。
健康維持の秘けつは、無理をしないことと適度なアルコールの摂取です。
冬期は30年以上続けている趣味のスキーで体を動かし、リフレッシュしています。

広報いちのせき「I-Style」 平成25年2月1日号