花泉

元巨人の水野選手ら迎え ふるさと花泉会少年野球

 ふるさと花泉会(黒澤功記会長)が主催する少年野球教室とゴルフレッスン会が10月29日開かれ、スポーツ少年団員やゴルフの初心者などがプロから競技の基本の手ほどきを受けました。
 このうち少年野球教室は花泉運動公園で開催。元巨人の佐野元国さん、水野雄仁さんを講師に迎え、小学生ら70人余がベースランニング、キャッチボール、バッティングなど野球の基本を習いました。小学生はあこがれのプロ野球選手の指導とあって目を輝かせながら話を聞いていました。
 水野さんは「基本はベースランニング」「練習では必ずするキャッチボール。一球一球気を入れてするかで差がつくんだよ」などと丁寧に説明し、参加者の実技にアドバイスしていました。
 佐野さんは「バッティングもランニングやキャッチボールと一緒でステップが大切」と参加者のスイングを丁寧にアドバイスしていました。
 教室終了後、参加者を代表して金沢スポーツ少年団の佐々木駿君が「今日教えてもらったことを生かして、試合で戦っていきたいです」とお礼を述べました。

通りに露店がズラリ並ぶ 秋の花泉互市が開催

 秋の花泉互市(たがいち)は11月1日から3日間、花泉駅前の中央通り歩行者天国で開かれました。季節の花や植木、かごや刃物などの工芸品、農産物、おもちゃなど近隣地域の特産物の露店約120店が通りの両側にズラリと並びました。
 市内外から訪れた買い物客は店との会話を楽しみながら、目当ての品を求めていました。
 花泉互市は藩政時代、日常に必要なものを物々交換した市が由来で、毎年4月と11月の1日から3日間開催している、県内では唯一の互市です。

文部科学大臣表彰を受賞 油島公民館

 油島公民館は10月31日、第58回優良公民館表彰で文部科学大臣表彰を受賞しました。
 同館は地域の生涯学習の中心的な役割を担い地域づくりを進めてきました。
 各種自主学級では高齢者向けをグリーンクラブ、女性向けをオレンジクラブ、ウオーキングをレモンクラブといった名称にすることで、年代や性別にとらわれずに参加できるような工夫をこらしています。また地域の青少年健全育成の中心的な役割を担っており、小学生の自然体験や地域こども教室などの活動拠点となっています。

大東

地域の伝統芸能を披露 行山流鹿踊交流会開催

 第8回行山流鹿踊(ぎょうざんりゅうししおどり)交流会が10月30日、大東支所庁舎前広場で行われました。当日は、大東町を発祥の地とし、現在でも広く岩手県南から宮城県沿岸北部に伝承されている「行山流鹿踊り」の保存・伝承活動を行っている7団体が一堂に会し、日頃の伝承活動の成果を発表しました。
 各団体の皆さんは、それぞれの発表に見入りながら、同流派として互いのきずなと交流を深めていました。

たのしいイベントにみんな大満足 ちくさん・しいたけフェスティバル

 「だいとうちくさん・しいたけフェスティバル」が10月30日、大東楽習交流館で開かれました。もはや恒例となった岩手県産和牛もも肉の丸焼きや町内産牛乳でつくられたソフトクリーム、シイタケの炭火焼きの無料試食をはじめ、シイタケがたっぷり入ったいもの子汁などの販売や、ちびっこ向けの牛のおえかき会、シイタケの植菌体験、ポニー乗馬など、多彩なイベントに大人も子どもも大満足の様子でした。
 また、同会場では畜牛共進会も開催され、町内畜産農家の皆さんが手塩にかけて育てあげた牛65頭(ホルスタイン種28頭、黒毛和種37頭)が、体型や品位を競い合いました。

長年の活動が実を結ぶ 横田三春さんが厚生労働大臣表彰

 摺沢字観音堂の横田三春さん(70)が、厚生労働大臣表彰(生活衛生関係功労者表彰)を受賞しました。横田さんは、昭和42年から岩手県理容生活同業組合東磐井支部の役員となり、平成6年から支部長、また9年からは県組合常任理事・事業部長として、現在まで県の理容業界の発展に貢献してきました。
 横田さんは、「まさかこのような賞をいただけるとは思っていませんでした。支部の役員を長年務め、組合員や地域の皆さんからいろいろ意見をいただき、改革やイベントの実施などにより組織づくり・組合員の団結を図ろうと努力してきた結果だと思います」と控えめに受賞の喜びを話してくれました。

子どもたちのすばらしい創意・工夫に感動 発明クラブ員が県発明くふう展入賞

 「第41回岩手県発明くふう展」が9月30日と10月1日に盛岡市で行われ、大東町少年少女発明クラブ(小松祐久会長、会員9人)から3人の児童が入賞を果たしました。菊地由香理さん(猿沢小5年)が「封筒用はさみ」で、小山拓也さん(同小2年)が「クリップ」でそれぞれ特賞を、小松奈由さん(同小4年)が「お知らせ鏡」で奨励賞を受賞しました。受賞した児童は、「こんなすごい賞をとれるなんてびっくりした」「うれしかった。また挑戦したい」と感想を話してくれました。なお、特賞の2人の作品は、来年3月に東京で行われる「第63回全日本学生児童発明くふう展」に出品されます。

(広報いちのせき 平成17年12月1日号)