一関市合併記念式典が11月23日、一関市総合体育館を会場に催され、来賓や旧7市町村の関係者、市民ら約1350人が参加し、新市誕生を祝うと共に、今後の発展を誓い合いました。
 式典に先立つオープニングアトラクションは、竹野下自治会(室根町)有志による「祝謡」(「高砂」ほか)でスタート。東山町げいび追分伝承会(東山町)による「げいび追分」、千厩民踊連(千厩町)による「昔おいとこ節」、行山流丑石鹿踊保存会(大東町)による「鹿踊」(「ザッザコ入庭」ほか)の郷土芸能が披露され、最後に市内の合唱団21団体からの約150人の皆さんが「ハレルヤ」など3曲を大合唱し、式典に花を添えました。
 また、新市を紹介するビデオも上映されました。
 式典では、浅井市長が「新一関市は、大変革の時代に的確に対応しながら、次世代を担う子どもたちが誇りと希望を持てる『まち』を創造し、さらなる飛躍を目指して合併しました。新市の行く手には幾多の困難な課題が待ち受けているものと思われますが、12万7千人市民とともに着実な歩みを進めてまいりたい」と式辞を述べました。
 また、佐々木時雄市議会議長が「新一関市は産声を上げたばかりですが、今後市民一人一人がその英知とたゆまぬ努力により、誰もが魅力を感じ、快適に暮らせるまちづくりを進め、後世に残していく責務があります。市議会としても、市民と一体となり理想郷の建設に努力してまいりたい」とあいさつしました。
 続いて、合併の実現に尽力された功績により、旧7市町村の首長と議会議長14人に上田紘士総務省大臣官房審議官から総務大臣表彰が、また、一関地方合併協議会委員を務められた旧市町村の助役、議会選出、学識経験者の皆さん36人に浅井市長から感謝状が、それぞれ贈られました。
 祝辞では、竹中平蔵総務大臣のメッセージを上田審議官が代読。続いて増田寛也岩手県知事をはじめとする来賓の皆さんから、新市誕生を祝福し、今後の発展に向けた期待の言葉が寄せられました。
 また、新市の市章が披露され、デザインを考案した盛岡市の柏木勇三さんに、浅井市長から表彰状が贈られました。
 最後に、出席者全員による万歳三唱が声高らかに行われ、式典を閉じました。 

(広報いちのせき 平成17年12月15日号)