健康塾

地域で声を掛け合い 熱中症を防ぎましょう
かわさきファミリークリニック 千田貴之 医師

千田貴之 医師

熱中症は、暑い環境に長時間さらされることにより発症します。
症状は、めまい、頭痛、吐き気、倦怠感の他に、重症の場合には意識を失い、人命に関わる事態になることもあります。

特に梅雨明けで急に暑くなる日は、体が暑さに慣れていないので要注意です。
湿度が高いと汗の蒸発が妨げられ、体温が上がりやすくなります。
特に高齢者は、暑さやのどの渇きを感じにくい傾向があり、室内でも熱中症になることがあります。

猛暑日は屋外での作業は控え、こまめに水分を補給し、上手にエアコンを使いましょう。
また、大量の汗をかいたら塩分を取ることも必要です。
緑茶やコーヒーのようなカフェインを含む飲料、ビール等のアルコールを含むものは、体内の水分発散を促します。
麦茶やスポーツ飲料水の摂取をおすすめします。

周囲の人同士で声を掛け合い、熱中症を防ぎましょう。

元気のひみつ

挑戦する気持ちを忘れない
小岩 葉子さん 一関市中央町 95歳

小岩 葉子さん

人と話したり、仲間で集まったりするのが好きで、90歳まで山目婦人会の会長を務めました。
今も、婦人会や老人クラブ活動に積極的に参加しています。

今までたくさんの習い事をしてきました。
長年続けたゲートボールは、全国大会に出場。大会最高齢で準優勝しました。
今も詩吟や歌の会などに通っています。
家庭菜園も趣味のひとつ。自ら育てた野菜は格別です。

「自然に逆らわない生活」を心掛けてきました。
太陽が昇ったら起きて、沈んだら寝る。体操と腹式呼吸も忘れません。
食事は同居している孫が作ってくれます。家族の和はとても大事。できる限り、協力し合うようにしています。
互いのサポートあっての健康です。

人との付き合い、挑戦する気持ち、健康への気遣い、家族のサポート。これらが私の健康の秘けつです。

 広報いちのせき「I-Style」 平成25年7月15日号