つかんだ悲願の県V 総力戦で全日本に挑む 川崎エンジェルス

川崎エンジェルス

6月1、2の両日、川崎運動広場で行われた「第27回岩手県小学生男女ソフトボール大会」(県ソフトボール協会主催)で優勝。
初の「全日本」を決めた川崎エンジェルス。一関勢同士の対戦となった決勝は、序盤から金沢スポ少ソフトボール部(花泉)を圧倒。
16-3で勝ち、悲願の初優勝を遂げた。

川崎は、8月3日から奈良県大和郡山市で開かれる「全日本小学生女子ソフトボール大会」に出場する。

チームを率いる菅原史朗(しろう)監督は「全国大会に向けて投手力、守備力、連係プレーに磨きをかけたい。持ち味の打撃は三振を減らし、しっかり転がしてチャンスをつくりたい」と力を込める。

三浦紗月(さつき)主将(川崎6年)は「みんなでつかんだ全国切符。本当にうれしい。チームワークと元気なプレーで1勝を目指します」と言葉を弾ませる。
さらに、「守りでは、確実にボールを処理する。打撃では、出塁したら積極的に進塁する。こうしたプレーを試合でできるよう、練習も集中しています」ときっぱり。

支えてくれる両親へ、応援してくれる全ての人へ感謝の気持ちを忘れない川崎ナイン。奈良で全国初勝利を目指す。

県大会優勝の余韻に浸るのもつかの間、全国大会に向けて毎日厳しい練習に励む川崎エンジェルス。
共に全国大会に出場する室根S・B・Cとの練習試合も成績におごることなどなく真剣に全力でプレーする川崎ナイン。
持ち味はさらに磨かれている。全ては全国初勝利のために。

守り勝つソフトが信条 初戦突破を目指す 室根S・B・C

室根S・B・C

川崎エンジェルスと共に、岩手代表として全日本に出場する室根S・B・C。チームは室根東、西両校の合同チームだ。

「普段どおり、伸び伸びプレーしてほしい」と語る藤村毅(たけし)監督(48)の選手を見つめる目はやさしい。

チームの持ち味は堅い守り。遊撃手千葉なるみ(室根東6年)を中心に「守り勝つソフト」で初戦突破を目指す。
室根西時代に全国の舞台を経験した藤村監督は「好投手がそろう全日本はどのチームも強豪。確実に転がす打撃ができれば勝機はある」と冷静だ。

練習では、基本プレーに時間をかけているほか、選手自身が「勝ちたい」と強く思うようになるため、メンタル強化にも取り組んでいる。

菅原朱音(あかね)主将(室根東6年)は「今から全国大会が楽しみ。できる限りレベルアップして出場したい」と語り、「全員が時間を無駄にしないよう、集中して練習するように心掛けています」とリードする。

目標は初出場初勝利。潜在能力は十分。覚醒すれば伏兵になる可能性もある。
家族や地域の声援を大きな力に、2010年に初戦突破した室根西以来の旋風を巻き起こせるか。期待は高まる一方だ。

全国大会を前に、県大会で優勝した川崎エンジェルスと練習試合をする室根S・B・C。1投1打にチームメート全員が全神経を集中する。
「初戦突破」を目指し、一人一人がレベルアップを強く意識して練習に励む毎日。
メンタルも強化して、万全の態勢で強豪に挑む。

県大会で三種目を制覇 神戸での活躍に期待 小学生卓球

勝部市長の直筆メッセージカードを持った選手ら。
勝部市長の直筆メッセージカードを持った選手ら。
右から小岩勇太君(一関卓心クラブ)、石川凜さん(一関クラブ)、佐藤瑠衣さん(若松クラブ)、勝部修市長、伊東明香さん(若松クラブ)、堀内隼杜君(一関クラブ)、千葉満月さん(川崎ジュニア)
 

「平成25年度全日本卓球選手権大会」に出場する小学生6人は6月6日、勝部修市長に大会への抱負を報告した。

来庁した6人は全日本予選会を兼ねる岩手県卓球選手権大会に出場。男女計6種目のうち3種目を市内の児童が制した。
高学年を対象にしたホープス(5・6年)女子の部は千葉満月(みずき)さん(川崎6年)が頂点に。
中学年のカブ(3・4年)男子の部は堀内隼杜(はやと)君(厳美4年)が、同女子の部は伊東明香(あすか)さん(興田4年)が見事優勝した。

全国切符を手にできるのは、県大会上位に入賞した4~5人。
本市では、バンビ(1・2年)男子の部3位の小岩勇太君(本寺2年)、カブ女子の部3位の佐藤瑠衣(るい)さん(長坂4年)、同4位の石川凜さん(萩荘4年)が大舞台へ挑戦する。

満月さんは「これまでたくさん練習してきました。全国大会で努力の成果を発揮したい」と自信をのぞかせる。

勝部市長は「皆さんがオリンピックで活躍できる選手になることを期待しています」と話し、「必ず勝つべ」と書いた直筆のメッセージカードを一人一人に手渡して激励した。

全日本選手権は7月26日から神戸市で開かれる。6人の活躍に期待が寄せられている。

 

 

 

 広報いちのせき「I-Style」 平成25年7月15日号