立地協定書調印後握手を交わす(左から)齋藤課長、北村代表取締役、浅井市長、佐々木市議会議長 新市2社目の誘致企業として、自動車ピストンリング製造用冶具メーカーである有限会社清和製作所(本社埼玉県さいたま市、資本金300万円、北村清代表取締役)の立地が決定しました。
 2月15日に市役所本庁で行われた立地協定調印式には、北村代表取締役、浅井市長ほか市関係者、齋藤淳夫県商工労働観光部企業立地推進課総括課長、佐々木時雄市議会議長らが出席。北村代表取締役と浅井市長が、工場立地に関する協定書へ調印を行いました。
 調印後、浅井市長は「当市への工場立地は、地域の雇用創出や経済の活性化に貢献いただけるものと感謝申し上げる。今後、末永いお付き合いをいただき、地域に根ざした企業として、新しいまちづくりに参画いただきたい」と歓迎。北村代表取締役は「ピストンリング製作用の冶具は、ミクロン単位の精度が求められ、注文にすぐ対応しなければならないことから、主要取引先に近いこちらへの立地を決めた」とあいさつしました。
 同社は昭和48年に印刷機の部品製造メーカーとして創業。現在は自動車ピストンリング関係の冶具を主製品とし、5人の従業員体制となっています。主要取引先の生産拠点が一関市内へ移転したことに伴い、当市への工場立地となりました。
 同社一関工場は、花泉町老松地内に平成15年11月に取得した敷地約2045平方メートル、建物(既存)1250平方メートルにより、7月の操業開始を予定。従業員は、現地採用4人を含み当初5人体制でスタートし、最終的には10人体制。工業出荷額は当初3500万円、最終的には7000万円を見込み、「将来的には本社機能も移したい」(北村代表取締役)とされています。 

 

(広報いちのせき 平成18年3月1日号)