東山公民館

vol.5 東山公民館

長坂地区にある東山公民館は東山町の中心部に位置し、付近には名勝「猊鼻渓(げいびけい)」や「幽玄洞(ゆうげんどう)」があります。

かつては、公民館、勤労青少年ホーム、体育館が併設していましたが、老朽化などにより、2009年9月に新築。
芸術文化活動と生涯学習の拠点として東山公民館・多目的ホール・東山図書館の3つの機能が同居する複合施設になりました。
オール電化の施設は、火災の危険性が低く、燃焼ガスや水蒸気の発生がないクリーンな空調を備えています。

主な事業は▼さわやか出前講座▼文化祭▼書き初め席上揮毫会(せきじょうきごうかい)―などです。
ほかにも▼高齢者対象の「長坂地区高齢者教室」▼女性対象の「中央婦人学級」▼青少年対象の「学びの土曜塾」▼幼児を持つ親を対象とした「家庭教育学級」―などが行われています。

特徴的な事業は、「子ども会指導者研修会」や東山地域教育振興運動推進連絡協議会と共催している「子ども会活動発表会」などです。
また、鮎(あゆ)釣り日本一に輝いた地元の名人を講師に行う「川釣り講座」には、県内外から多くの人が参加しています。

本格的な音響・照明設備を完備した「多目的ホール」は、芸術文化活動の拠点です。
ホール天井は、東北砕石工場で技師として働いた宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をイメージしてデザインされました。

「東山図書館」の入り口は、日本の公共図書館の先駆者・青柳文蔵(あおやぎぶんぞうが創設した「青柳文庫」の蔵をイメージしてデザインされています。
瓦屋根と重量感ある土蔵風の扉が来館者を迎えます。

文・写真 東山公民館 

8月に開いた「夏休み学びの土曜塾『IHクッキング教室』」
8月に開いた「夏休み学びの土曜塾『IHクッキング教室』」

 

 広報いちのせき「I-Style」 平成25年9月15日号