市役所からのお知らせ_2
一関市の24年度健全化判断比率 全項目で健全化基準をクリア
「地方公共団体の財政の健全化に関する法律(財政健全化法)」に基づいて算定した下表の5つの指標には「健全」「早期健全化・経営健全化」「財政再生」の3段階の基準があり、指標がどの段階に位置するかによって財政の健全性を判断します。
下表の1~4のいずれかが早期健全化基準に達すると、自主的な改善努力による財政健全化が必要で、財政再生基準に達すると、国などの関与による確実な再生が必要となります。
24年度決算に基づく健全化判断比率は、いずれも健全化基準をクリア。しかし、これはあくまで、法定の指標です。
基準を下回れば問題がないわけではなく、他の財政指標も含めて総合的に財政状況を分析していく必要があります。
市総合計画を推進するには、安定した財政基盤の維持が重要です。
今後も、財政健全化の推進に努めていきます。
解説 | 24年度比(※) | 早期健全化基準・ 経営健全化基準 |
財政再生基準 | 県内13市平均 | |
1_実質赤字比率 | 財政規模に対する一般会計などの 赤字の割合 |
―(―) | 11.42%~20% | 20%~ | - |
2_連結実質赤字比率 | 財政規模に対する全会計の 赤字の割合(財産区会計を除く) |
―(―) | 16.42%~30% | 30%~ | - |
3_実質公債費比率 | 財政規模に対する1年間で支払っ た借入金返済額などの割合 |
15.3(15.9) | 25~35% | 35%~ | 14.1 |
4_将来負担比率 | 財政規模に対する将来支払う借入 金返済額などの割合 |
132.1(140.3) | 350%~ | 84.8 | |
5_資金不足比率 | 公営企業ごとの事業規模に対する 資金不足の割合 |
―(―) | 20%~ |
注1)実質赤字比率、連結実質赤字比率および資金不足比率は赤字が生じていないため、比率が算出されず「-」で表示しています
注2)※( )内は、一関市と旧藤沢町決算の合算により算定した23 年度比率です
その他の財政指標
【経常収支比率】
市税や地方交付税などの財源が経常的経費にどれだけ使われているかを示す指標。
値が低いほど、公共施設などの整備に充てられる財源に余裕がある
- 本市87.1
- 県内13 市平均88.1
【財政力指数】
標準的な行政サービスの提供に必要な支出に対する市税収入などの割合。
値が1に近いほど財政力が強い
- 一関市0.35
- 県内13 市平均0.39
もしも市の財政を家計に例えたら
一関市の普通会計24年度決算額約757億円を年収500万円の「家計」に例えてみました。
歳入
歳出
厳しい財政状況が続きます 皆さんの理解と協力を
一関市財政課 須藤美由紀主任主事
左のグラフは、市の普通会計を家計に例えたものです。
一年間の生活費が225.5万円かかるのに対し、自分たちで稼いだお金は104万円。
収入の多くを実家や兄弟からの援助(地方交付税や国・県支出金)に頼っています。
また、ローンの返済や家の修繕など、簡単には減らせないものもあります。
今後も、厳しい財政状況が続きます。積み重ねることで、効果は必ず表れるもの。
市は、さらなる節約に取り組んでいきます。
皆さんのご理解とご協力をお願いします。
広報いちのせき「I-Style」 平成25年11月15日号