健康塾

手洗いと加熱でノロウイルス対策を
県立千厩病院 吉田徹 院長

吉田徹 院長

ノロウイルスは、特に冬季に流行します。
ウイルスは、手や食品などを通して口から感染し、感染すると、おう吐や下痢などを起こします。

感染の原因は
1_患者からの二次感染
2_二枚貝を充分に加熱調理せずに食べた場合
―などで、感染予防の基本は手洗いです。
消毒が必要な場合は、塩素系の消毒薬を使うか、85度で1分以上の加熱を行うのが効果的です。
アルコール系の消毒薬は効果がないので注意してください。
食事の前やトイレの後は必ず手を洗い、食品はしっかり加熱すすれば、感染を防げます。

潜伏期間は24~48時間。有効な抗ウイルス剤はありません。
家庭用の下痢止めを飲む人がいますが、回復を遅らせることがあります。
服用は避け、水分と栄養を十分に取りましょう。

 

元気のひみつ

気持ちをいつまでも若く
熊谷正二さん 藤沢町大籠 73歳

熊谷正二さん

力を使う仕事柄、特別運動をしなくても毎日がトレーニングです。

予定を入れて、あえて忙しく過ごすことも健康の秘けつですが、時には温泉でゆっくりすることも大切。
温かい湯につかれば、疲れも癒やされ、ストレス発散にもなります。

野球の審判や体育指導委員をしていた経験があります。
何をするにも「心」が大切。活動の原動力は「思いやり」です。
また、服装や付き合いなどは年齢よりも若くすることを心掛けています。
「病は気から」といわれますが、まさにその通り。いつまでも若々しく、活動的でありたいですね。 

 

 

 

 広報いちのせき「I-Style」 平成26年2月15日号