市民の郷土愛をはぐくみ、希望と誇りを未来に受け継ぐために

 まちづくりの理念となる市民憲章。市の象徴となる花・木・鳥。世代を超えて歌い継がれる市民歌。
 私たち市民が共に唱え、眺め、口ずさんでいくこれらのシンボルづくりは、5月22日の市民歌制定委員会設置によりすべての体制が整い、市民参画による検討が進められています。

市民憲章

市民憲章前文について意見が交わされた第4回委員会 市民憲章策定委員会は、3月28日の第1回委員会以来、現在まで4月17日、同27日、5月26日の計4回行われています。
 市民憲章は、まちづくりへの市民の心のよりどころとして策定することとされ、これまでの協議で▽声に出して読みやすいもの▽前文と本文で構成し、本文は条文形式とすることがまず決定されました。
 これを受けて、第4回委員会では前文について、各委員が作成した案をもとに協議。地域の表現や自然、歴史、文化、市民の願いなどの盛り込み方、文章表現などについて真剣な議論が交わされました。
 委員会では今後も草案の協議を行い、9月をめどに市民憲章案を策定。市長へ報告するスケジュールとなっています。

市民憲章策定委員の皆さん(敬称略。委員は50音順)
  • 委員長 日比野傳輔(一関文化協会会長)
  • 副委員長 懸田等(旧大東町助役、大東町民憲章推進委員長)
  • 委員 五日市道子(室根地域協議会委員)、鵜浦篤治(旧花泉町教育委員長職務代理者)、大澤弘毅(旧一関市教育長)、萩庄脩二(千厩町ユネスコ協会会長)、横沢淳(旧東山町教育長)、吉田寛一(旧川崎村監査委員)、坂本紀夫(市助役)、藤堂隆則(市教育長)
花・木・鳥

 花木鳥選定委員会は、3月28日の第1回委員会以来、現在まで4月13日、5月30日の計3回行われています。
 第2回までの協議で、各委員が数点ずつ候補を挙げるとともに、市民アンケートを実施し、その意見を参考として選定することとされました。
 第3回委員会では、選定の考え方として「子どもにも分かりやすく、みんなに親しまれるもの」「市の暮らしやすい環境を表すもの」などの意見が出され、市民アンケートで寄せられた14人の意見も参考としながら協議した結果、花はナノハナとヤマユリ、木はブナとケヤキ、鳥はウグイスとカワセミのそれぞれ2点に候補を絞り込みました。
 今後、委員会で協議の上1点を選定し、8月をめどに市長へ報告する予定となっています。

花木鳥選定委員の皆さん(敬称略。委員は50音順)
  • 委員長 熊谷健(NPO法人須川の自然を考える会会長)
  • 副委員長 小山賢和(千厩町まちづくり団体連合会副会長)
  • 委員 小山勝子(一関市食生活改善推進協議会川崎支部長)、佐藤勝重(元学校長)、鈴木富子(東山ユネスコ協会会長)、滝田一郎(NPO法人里山自然学校はずみの里理事長)、千田典文(一関地方野鳥の会副会長)、千葉鐵男(室根町芸術文化協会会長)、永澤英子(旧大東町婦人団体連絡協議会会長)、藤元淳(文化財調査員 生物担当)
市民歌

各委員に浅井市長から委嘱状が手渡され、市民歌制定への体制がスタートしました 市民歌制定委員会は5月22日、第1回委員会が市役所本庁で行われました。
 会議では、市民歌制定について▽一関市の素晴らしさや今後の発展を表現した、明るく、世代を超えて愛される内容とする▽歌詞は6月から7月までの期間全国から公募し、その中から制定委員会で選定する▽作曲は制定委員会の検討を踏まえて専門家などに依頼するなどの基本方針を市から説明。
 その後、制定スケジュールが協議され、市民歌は12月中の完成をめどとして進め市長に報告するとの市の案について、「作曲期間は誰に依頼するかなどによっても変わってくるので、柔軟に考えるべき」などの意見が出されましたが、当面スケジュール案にのっとり進めていくことで了承されました。
 市は、制定した市民歌について、合唱団などに依頼して市民へ披露する機会を設けるほか、広報やホームページへの掲載、各種イベントでの利用などにより、市民に親しんでもらえるよう広く周知を図っていくこととしています。

市民歌制定委員の皆さん(敬称略。委員は50音順)
  • 委員長 大畑孝夫(一関合唱連合会会長)
  • 副委員長 芦良(合唱団指導者)
  • 委員 伊藤満(イラストレーター)、小野寺光男(花泉町先人顕彰会会長)、小原聿子(主婦)、加藤仁(商店経営)、佐々木孝幸(川崎芸術文化協会会長)、鈴木庸子(修紅短期大学非常勤講師)、高橋龍夫(岩手県南史談会幹事長)、千葉万美子(文学の蔵設立委員会幹事)

  

問い合わせ先
本庁地域振興課振興 TEL 0191-21-2111(代表)

(広報いちのせき 平成18年7月1日号)