謹賀新年

市長 浅井東兵衛

 

 

 

 

 市長 浅井東兵衛

 

 新年あけましておめでとうございます。
 市民の皆様方には、平成19年のすがすがしい初春を健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
 新一関市が誕生して、はや1年3カ月を経過したところでありますが、私はこれまで、各地域の皆様方との話し合いの場やいろいろな催し物に出席させていただきました。これらの中で、皆様方の熱い想いやご意見・ご提案などをいただき、また、地域の風土や文化、伝統などの良さを再認識することができ、今後のまちづくりの大きな励みとなりました。
 またこの間、各種団体なども合併・統合されるなど、地域の垣根が徐々に取り払われてきており、7つの地域の一体感が醸成されつつあると感じているところであります。
 さて、迎えた平成19年は合併3年目の年となりますが、住み良いまちづくりに向けて確実な足どりで歩みを進めていかなければならない年であり、私は、昨年策定いたしました「一関市総合計画」に将来像として掲げた「人と人、地域と地域が結び合い 未来輝く いちのせき」の実現に向け、次の5つの基本方向により、市民の皆様方とともにまちづくりを進めてまいる所存であります。

  1. 地域資源を生み育て賑(にぎ)わいと活力あふれるまちづくり
  2. みんなで支え合い共に創る安全・安心のまちづくり
  3. 人を育(はぐく)み文化を創造する生きがいのあるまちづくり
  4. 人と情報が活発に行き交うふれあいと連携のまちづくり
  5. 水と緑を守り育み自然と共生するまちづくり

また、これら基本方向のもと、

  • 市民主体の地域づくり活動の促進
  • 市民と行政の協働によるまちづくりの推進
  • 行政体制の充実と健全な財政運営
  • 広域連携の推進

の4つを柱に、施策や事業を体系的かつ効果的に展開してまいる所存であります。
 皆様方ご承知のとおり、激変する社会情勢の中、厳しい財政環境下にありながらも地方自治体の果たすべき役割と責任が年々増大しておりますが、私は一意専心、市政進展に全力を傾注してまいる所存であります。
 とりわけ本年は、当市の産業基盤である地域農業の振興と活力ある農業農村づくりのため経営所得安定対策の推進をはじめ、若者の就労の場の確保、地域間の情報通信基盤整備による格差是正、若者が主役の地域おこし事業の推進と人材の発掘・育成、やさしさを感じるまちづくり事業の推進、潜在する観光資源の掘り起こしと交流人口拡大の推進、また、私が掲げる新市のまちづくりの理念の一つであります「教育立市」実現など、都市間競争に負けない活力ある地域づくりに意を配してまいる所存でありますことから、市民の皆様方のさらなるご理解ご支援を賜りますようお願い申し上げる次第であります。
 結びに、一関市のさらなる飛躍と、本年が市民の皆様方にとりましてご健勝にてご多幸の年となりますようご祈念申し上げまして、年頭のごあいさつといたします。

(広報いちのせき 平成19年1月1日号)