(株)ウツヰが新工場増設

土地売買契約調印後握手を交わす(左から)松川支局長、控井社長、浅井市長、佐々木議長

 各種発泡ポリエチレン製包装資材の製造を行う株式会社ウツヰ(本社大阪市、資本金9600万円、控井幸朗代表取締役社長)は、真柴第2工業団地へ新工場を増設することとなり、2月5日、市との土地売買契約調印式が市役所本庁で行われました。

 調印式には控井社長、浅井市長、松川求県南広域振興局一関総合支局長、佐々木時雄市議会議長と同社、県、市関係者らが出席し、控井社長と浅井市長が、土地売買契約書に調印しました。

 昭和27年創業の同社は、60年に一関東工業団地(東台)に一関工場として立地し、現在49人体制で操業。受注の増大に伴い、生産能力の強化と既存工場への一極集中を回避するための新たな工場を建設することとなり、今回の契約調印となりました。

 調印後、浅井市長は「地方経済が回復の緒に就いた中、御社の英断は市の経済活性化に大いに貢献いただけるものと確信している」と歓迎。控井社長は「薄型テレビ向けの需要が拡大している中、これまで支援いただいている一関市を信頼し、工場を建設することとした。今後ともよろしくお願いしたい」とあいさつしました。

 同社真柴工場(仮称)は、今回取得した8011平方メートルの敷地に鉄骨造り平屋建て、床面積2000平方メートルの工場を整備し、20年4月の操業開始を予定。従業員は、地元採用を中心に20人程度でスタートし、最終的に30人程度の体制と計画されています。

(広報いちのせき 平成19年3月1日号)