「事業の実施」3件「見直し継続」1件を決定

 市は、簡易水道事業の実施に当たり、採択前の事業を対象に事前評価を、採択後は5年ごとに再評価を行っています。
このたび、▽興田・猿沢簡易水道事業(簡易水道再編推進事業)と田河津簡易水道事業(水道未普及地域解消事業、生活基盤近代化事業)についての事前評価▽真滝・弥栄簡易水道事業(水道未普及地域解消事業)についての再評価―をそれぞれ行いました。その結果、それぞれの事業について合理的な理由があることから、事業を実施、継続することと評価しました(結果の詳細については、市ホームページに掲載しています)。
11月16日、これらの評価に対して学識経験者など第三者からの意見を聞くため、簡易水道施設整備事業評価委員会(委員長・二階堂満一関高専教授、委員8人)を開催しました。各委員からは、「水源の水量、水質は大丈夫なのか」「コスト縮減をどのような方策で行うのか」「安定供給ということだが、どの程度の使用量を見込んでいるのか」「集中短期的に整備した方が、無駄が省けるのではないか」「できるだけ早く整備すべきだ」「住民にとって良いことなので、再度説明会を行って周知してほしい」「個人が行う給水装置工事の費用について、貸付制度などはあるのか」などの質問や意見が出され、最後に二階堂委員長から「評価は妥当であり、興田・猿沢簡易水道と田河津簡易水道に係る3件の事業は『事業の実施』、真滝・弥栄簡易水道事業は『事業計画などの見直しを行い、事業の継続』とする」と意見を集約しました。
市ではこれらの意見を踏まえ、事業を実施していきます。

 市では19年度、給水装置設置資金融資あっせん・利子補給補助金制度を定めました。簡易水道施設整備済みの区域内でまだ給水していない皆さんは、制度の活用も検討いただき、水道の普及に協力をお願いします。

  

 

問い合わせ先本庁簡易水道課工務係 TEL0191-21-8572

    

 

 (広報いちのせき平成19年12月15日号)