特別公開中 原本『無刑録』

 無刑録

県指定有形文化財の原本『無刑録』を下記の通り特別に公開します。
原本『無刑録』は常設展示室「幽居時代」のコーナーに展示中ですので、この機会にぜひご覧下さい。
 
※通常は資料保全のため、原本『無刑録』のレプリカにて展示紹介を行っています。
公開期間 ※資料保全のため期間毎に資料を分けて展示します。
Ⅰ期 1月25日(木曜日)~2月11日(日曜日):第二巻~第七巻 を公開
Ⅱ期 2月12日(月曜日・振替休日)~2月28日(水曜日):第八巻~第十一巻 を公開予定
Ⅲ期 3月1日(木曜日)~3月16日(金曜日):第十二巻~第十五巻 を公開予定
Ⅳ期 3月17日(土曜日)~4月1日(日曜日):第十六巻~第十八巻 を公開予定
無刑録(むけいろく)
 書名は『書経』の言葉に由来し、「刑罰は刑罰を用いる必要の無い社会を作り出すためのもの」という意味を持っています。刑本(けいほん)・刑官(けいかん)・刑法(けいほう)・刑具(けいぐ)・流贖(りゅうしょく)・赦宥(しゃゆう)・聴断(ちょうだん)・詳讞(しょうげん)・議辟(ぎへき)・和難(わなん)・伸理(しんり)・感召(かんしょう)・欽恤(きんじゅつ)・濫縦(らんしょう)の14篇18巻(原本『無刑録』は第一巻刑本上が欠ける)からなり、明代までの数多くの律文をまとめ、芦東山の意見を加えて編纂されています。江戸で室鳩巣の門下生となった際、刑律の書の編纂を委ねられたことが執筆の動機といわれています。その後、幽閉生活中であった宝暦5年(1755)にほぼ現在の形に完成させました。
 その主張の根源は、刑罰は見せしめや懲らしめではなく、更生させるための言わば教育刑でなければならないというものでした。芦東山の生前は刊行を許されず、没後101年目の明治10年(1877)、その内容を評価した元老院より無刑録18巻として公刊されました。
 
指定年月日:昭和40年(1965) 3月19日
問い合わせ先

芦東山記念館
電話 0191-75-3861/fax 0191-75-3862