原本無刑録 原本無形録は、昭和40年(1965)、県指定有形文化財(典籍)に指定されています。我が国の刑法界の先駆者として活躍した芦東山(あしとうざん)が、江戸時代に恩師「室鳩巣」から託された刑律の研究に心血を注ぎ、全18巻からなる「無刑録」を書き上げました。それが、明治10年(1877)に陸奥宗光の世話により近代日本の刑法の原点として出版、全国に配布され日本の刑法をつくる際の参考にされました。