新型インフルエンザワクチン接種
厚生労働省が定めた新型インフルエンザワクチン接種実施要綱および同実施要領に基づいて、ワクチンの接種が始まりました。新型インフルエンザワクチンは十分な供給量を確保するのが難しいことから、妊婦や持病のある人など優先的に接種すべき対象者を決めて行われています。
ワクチン接種について
新型インフルエンザの接種は、表1のスケジュールに沿って行われています。
今回のワクチン接種は、死亡者や重症者の発生をできるだけ減らすこと、患者が集中発生することによる医療機関の混乱を防ぎ、必要な医療供給体制を確保することを目的としています。
表1 接種スケジュール

※2 基礎疾患を有しない健康成人(19~64歳)の接種は1月27日(水)から開始となります。ただし、1月18日(月)から開始されている高齢者のワクチン接種と並行して行われますので、医療機関のワクチンの在庫の状況によっては、接種を待っていただく場合があります。
1歳未満の小児も「優先接種対象者以外の者」として、健康成人の接種開始日から接種可能となります。なお、1歳未満の小児は予防接種によって免疫をつけることが難しいため、国では新型インフルエンザワクチン接種を推奨しておりませんが、有益性とリスクを十分に考慮したうえで接種することは差し支えないとしています。
接種を希望する人は、これまでと同様に予約が必要ですので、事前に医療機関に確認してください。
優先順位
ワクチン接種は、死亡や重症化のリスクが高い人やインフルエンザの患者の治療に従事する人が優先されます。
優先順位は次のとおりです。
1.インフルエンザ患者の診療に直接従事する医療従事者(救急隊も含む)
2.妊婦、基礎疾患(※1)を有する入院中または通院中の人のうち医師から判断された人
3.1歳~小学3年に相当する年齢の小児
4.1歳未満の小児の保護者、身体上の理由により予防接種が受けられない1 ~4の優先接種対象者の保護者など
5.小学4~6年、中学生、高校生に相当する年齢の人
6.基礎疾患を有していない65歳以上の人
※1基礎疾患
優先接種の対象となる基礎疾患は次の9分類となります。最優先対象者に該当するかを含めて、かかりつけの医師に相談してください。
- 慢性呼吸器疾患
- 慢性心疾患
- 慢性腎疾患
- 慢性肝疾患
- 神経疾患・神経筋疾患
- 血液疾患
- 糖尿病
- 疾患や治療に伴う免疫抑制状態
- 小児科領域の慢性疾患
接種回数
新型インフルエンザワクチンの接種回数は、開始当初は2回とされていましたが、臨床試験の結果に基づいて、健康成人については1回となりました。現時点で2回接種の対象者は、1歳~高校生に相当する年齢の人および慢性呼吸器疾患等の基礎疾患を有する人のうち著しく免疫反応が抑制されている人(個別に医師が判断する)です。
ただし、中高生の接種回数については、今後の臨床試験の1回目の接種結果等を踏まえて変更になることがあります。
接種方法
国とワクチン接種の契約をした医療機関で接種できます。市内、近隣で接種可能な医療機関はPDFファイルをご確認ください。
接種を希望する人は、医療機関に事前予約の上、表2の必要書類をお持ちになり、接種してください。なお、各医療機関においては、ワクチンが十分に供給されていない場合がありますので、予約が集中しないようにご協力をお願いいたします。
基礎疾患を有する人がかかりつけの医療機関以外で接種を受ける場合や、優先接種対象者本人が身体的な理由により接種を受けられないため保護者などが受ける場合は、かかりつけ医が発行する優先接種対象者証明書が必要になります。
新型インフルエンザ予防接種実施医療機関.pdf [105KB pdfファイル]
※PDFファイルをご覧いただくためには「Acrobat Reader」が必要です。お持ちでない人は、こちらからダウンロードしてください。
表2 接種する際の必要書類
※かかりつけの医療機関以外で接種する場合に必要になります。かかりつけの医療機関で接種する場合は不要です。
優先接種対象者 接種する際の必要書類 妊婦 母子健康手帳 基礎疾患を有する1歳~小学3年に相当する年齢の小児 優先接種対象者証明書(※)
母子健康手帳または健康保険被保険者証
基礎疾患を有する小学4年以上 優先接種対象者証明書(※) 1歳~小学3年に相当する年齢の小児 母子健康手帳または健康保険被保険者証
1歳未満の小児の保護者 母子健康手帳
健康保険被保険者証または住民票
身体上の理由により予防接種が受けられない
上記の優先接種対象者の保護者など
優先接種対象者証明書(※)
健康保険被保険者証または住民票
小学4~6年、中学生、高校生 健康保険被保険者証
学生証または住民票
高齢者(基礎疾患を有していない65歳以上の人) 健康保険被保険者証
運転免許証または住民票
接種費用
ワクチン接種費用は、3600円(2回目は2550円)の個人負担となります。
1回目と2回目の接種医療機関が異なる場合は、2回目の接種料金が3600円になります。
ワクチンの副反応
今回のワクチンは初めて製造されたものであり、現時点では不確実な面がありますが、季節性インフルエンザワクチンと同様の副反応が予想されています。
- 局所症状…接種部位が赤くなったり、腫れたり、痛んだりすることがありますが、通常2~3日のうちに治まります。
- 全身症状…発熱、寒気、頭痛、けん怠感などが見られることがありますが、通常2~3日のうちに治まります。
- 過敏症…まれに接種直後から数日中に発疹、じんましん、かゆみなどが現れることがあります。
このほか非常にまれですが、ショック、アナフィラキシー様症状(ひどいアレルギー反応…じんましん、呼吸困難、血管浮腫など)が現れることがあり、ほとんどは接種後30分以内に生じます。
接種する際の注意事項
明らかに発熱している人や重い急性疾患にかかっている人は接種できません。
また、健康状態や体質について、次のいずれかに該当すると思われる場合は、接種前に医師とよく相談してください。
- 基礎疾患を有する人
- 以前の予防接種で接種後2日以内に発熱があった人、全身性発疹などのアレルギーを疑う症状を起こしたことことがある人
- 過去にけいれんの既往のある人
- 過去に免疫不全の診断を受けた人、近親者が先天性免疫不全症の人
- 気管支喘息のある人
- ワクチン液の成分または鶏卵、鶏肉、その他鳥由来のものに対してアレルギーを起こす恐れのある人
関連サイト
厚生労働省(新型インフルエンザに関する情報):http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou.html
岩手県庁ホームページ:http://www.pref.iwate.jp/







