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令和5年3月27日一関市長定例記者会見概要

 開始時刻 午前11時05分

 

○市長発表事項

なし
 

○その他

【記者】
スポーツ栄誉賞は市長が就任してから創設され、最初は岩渕麗楽さんが受賞された。今回は、菊地心和さん、工藤信太朗さん、鈴木颯さん、千葉穂波さんの4人ですが、2回目にしてなぜ人数が増えたのか。また、なぜこの方なのか聞きたい。
【市長】
スポーツ栄誉賞を創設し、第1号は岩渕麗楽さんだった。岩渕麗楽さんを選出する際に内規を作った。
国際大会での上位入賞。あるいは国内大会での優勝など。対象種目も決めた。
一気に増えたように感じるが、基準にあった方が結構いたということ。
スポーツ栄誉賞は年度で見れば、複数出てくるだろうというイメージで内規の設計をした。よって、2年目以降は増えることは想定していた。
【記者】
今回は令和4年度一関市スポーツ栄誉賞受賞者の決定ということだが、来年度も行うのか。
【市長】
該当があれば行う。

【記者】
2回受賞することもあるのか。
【市長】
選定基準に該当すれば同じ方が2回受賞することはあり得る。

【記者】
平泉の文化遺産の世界遺産拡張登録について聞きたい。
推薦書素案の作成提出が遅れそうだが、改めてこの議論の経過と骨寺の扱いについて、一関市として構成資産を目指していくのか。
【市長】
経過を申し上げれば、今年度は県と構成市町で推薦書素案を作成し、文化庁に提出するという予定だった。
今年度は今週で終わりのため、当初の予定からは遅れているので今年度の達成はならない。昨年、専門家の検討委員会でいくつかの案が出た。多数を占めているのは柳之御所。もう一つは、柳之御所に骨寺をプラスする。その他の対象資産全てという意見は委員会では出なかった。
私は記者会見の場で、これまでの経過を踏まえれば、骨寺が入れないというのは理解しがたいということを言った。
そうした発言のとおりの行動として、県に対して、あるいは関係市町に対して、一関市としてはこういったことを考えていますという話はしてきた。
ただし、これはあくまでも学術的な話であるので、専門家の皆さん方がまとめた見解を否定し、覆えしてということはなかなか難しい。これまでの経過を踏まえた地元の市としての立ち位置と、専門家がまとめた議論のまとめの狭間で、私どもとしてもどうしたものかというところを考えながらここまできたのが経過。
ただ、およそ半年が過ぎて、何か明快なものがでてきたのかと言えば、そこにも至っていない状況である。
年度内には難しいが、推薦書を作らないといけないのは間違いないので、内容はともあれ、県や関係市町と私どもで意見交換をしている状態が続いていると理解していただきたい。具体的な協議内容は現段階では申し上げられない。
それから、構成資産の市としての思いは基本的に変わっていない。
ただ、一関市としての思い、あるいは地元の方の思いとはまた別の次元で専門家の委員会で議論のまとめがなされたので、そこは無視できるわけがない。推薦書素案の作成というステージに向かっては、ただ思いだけでも進まない。
推薦書素案をどうしていくかという具体的な出口は今のところない状態。年度を越すので、地元の皆さん方も含めて現状の共通理解をする努力が欲しいと思っている。

【記者】
基本的には専門家の意見を尊重しながら、県などと共同歩調で行っていくとうことか。
【市長】
本寺に住んでいる方々が、かつて文化庁から、平泉という資産を世界遺産に持っていくためには、骨寺に限らず、関連資産と言われているところも一緒に世界遺産という運動をしないと説得力が弱いと見解が示された。
研究者の皆さんもそういったことは同じく言っていたと理解をしている。そういった考え方に県や当時の構成市町も連動した立場をとってきた。それは国、県や研究者サイドも同じだった。
本寺地区の場合は景観規制や圃場整備を含めて生活の場であり、生産の場であるところが世界遺産の対象としてどうかという議論でずっとやってきた。
そういった立場を考えれば、といったところが去年の記者会見の場で理解しがたいという発言に繋がっている。
一方、行政とすれば、かつての取り決めのように推薦書素案を作成しなければいけないので、意見交換なり調整を行っている状況。


【記者】
基本線として、拡張登録に骨寺を構成資産として目指していくのは変わりないのか。
【市長】
令和4年度の作業としての推薦書素案であるのか、あるいは拡張登録を目指すスケジュールなのか、あるいは将来的にというようなことをなのか。
両者を含めれば目指していくということに変わりはない。
ただ、この3月に推薦書素案作成は間に合わないのは確実であり、かといって次年度に一連のアクションの中に骨寺を含めるのは、去年行われた専門家の議論からはなかなか難しいという理解はある。

【記者】
新最終処分場について、説明会が終わって2カ月余り経過した。組合議会でも生活環境調査の予算が決まった。今後も説明を繰り返していくという方針も示されているが、これまでの説明会での住民とのやり取りの分析などはしたのか。それを受けて今後はこうしていこうというものはあるのか。
【市長】
去年の秋に私どもとしては説明会を行い、その後に組合議会の特別委員会が年末にあった。さらに年明けに組合議会は請願に対する判断をした。その際に組合議会の一般質問の中でも経過プロセスを聞かれたので説明をした。
議会の方には請願が、当局には署名が出された。署名は任意のものだが、請願は法形式に沿ったものであるので、それによって手続きがなされた。
したがって、組合議会として請願に対する判断が示されるまでは、場所を特定したものの処理を止めた状態だった。
1月の組合議会では、候補地変更を求めるものに対してはNOと判断した。その際に私どもとして組合議長、副議長を訪問して、当局の考えを示したいので全員協議会を開いていただくようにお願いした。
全員協議会の中では、地元住民団体から言われてきた、都市計画との関係や学校等との距離、地元からの情報提供、住民合意というのに対する考え方、風評被害に対する動向、狭い地域の発展の阻害という議論に対して、当局ではこういったような考え方を持っていますということを全員協議会の場で申し上げた。
それが分析だと思っている。私どもとしてはどういう目的性をもってどういう規模感で施設整備を進めていくというのはできあがっている。
それは私どもが勝手に作ったわけではなくて、この4年半に及ぶ説明会、選定委員会の議論を経て、この結論になっている。
ただ、それに対して嫌だと言っている方の論点が今申し上げたところなので、そこに対しての私どもとしての答えを出すことが必要な行為だと思っている。それに対してこれはこうですね住民理解という合意とはこう考えますと説明した。どこにどういったものを作るという考え方や論点に対してNOと言った方々に対しての説明ポイントはこれをもってできたと思っているので、あとはこのまま進めていくしかない。
ですから、あとこれから先は新年度の予算を可決されたので、その中には生活影響調査
が盛り込まれているので、それを淡々と実行していくということになる。実効していくプロセスの中でまた説明会といったものもあるので、またそこで質問に対して答えていくといったことになる。

【記者】
今更感はあるが、処分場が必要なのは分かるし、作るのは賛成であるが、なぜここに作るのか理由が納得できないから反対集会になっているということをおっしゃった方もいます。その通りかもと思った。知らなかったことが罪かもしれないが、1回最初まで戻って説明してあげるのも一つの方法だったかもしれないと思った。
【市長】
去年やった説明会は、知らなかったということがあったので、知っていただくための説明会だった。本当に4年半前からのゼロの状態からの説明をした。なぜここに決まったかということも詳しく説明した。
これをフルバージョンで話せば、3日ぐらい必要なボリュームがあるので、1時間ぐらいに縮めて話した。
その都度配布してきた組合の広報ですとか、組合のホームページに載ってる膨大な資料は、興味のある方や疑問に思ってる方はそういうのも全部見ている。
候補地が4カ所示される前と後の分や選定委員会の細かいデータ資料も全部ホームページがあるので、そこら辺も十分見ている。
ですから、なぜここに決まったのかというふうなシンプルな疑問は、十分に説明をしている。
それに、私どもが主催して日時場所を決めて行うような説明会だけではなくて、職場の単位だけや、自治会の求めがあれば行って説明しますということも言っており、現にリクエストがあって、説明を行ったこともある。
これ以上何をどうやって説明するかというくらいの説明をしてきた認識はある。

【記者】
いつまでたっても引っかかるのはそこだと、ちょっと想像できてしまった。
いつまでもそこで止まっていると感じた。
【市長】
直接その団体の方たちと話をする機会もあるし、そうしたような求めがあったので、そうした場を設定したこともある。

【記者】
先日TGCteenの関連屋外イベントの概要が固まり、出演者を募集しているが、改めてどういうイベントにしたいのか。
【市長】
屋内で行われるイベント本体は14時から17時半ぐらいまでで、約3000の席は本当に数分で売れた。
土曜日で季節も5月下旬なので、気候とすればいいと思う。梅雨に入る前で、市内を見れば連休が終わって、小・中学校の運動会もほぼ終わり、田植えも終わっている。当日は、5月27日土曜日の10時ぐらいから皆さん方に来ていただいて中に入れる方、入れなかった方、あるいは外でいいと思っている方も、終日そこで楽しんでいただければと考えている。
若い方々が対象だが、その若い方々のお父さんお母さん世代、おじいちゃんおばあちゃん世代も楽しんでもらえるのがコンセプト。加えて、一関市は農業の出荷額が全国で18位。東北では弘前市の次。いろいろな農産物がある。地元の美味しいものを召し上がっていただきながら、楽しんでいただきたい。
午前10時からスタートして午後2時ぐらいまでの間というのは屋外で独自の企画を練っている。推進委員会ではステージイベントを検討している。
屋内で始まったら、今度は時間差が生じると思うが、中の状況をパブリックビューイングで見てもらいながら、閉会式が終わる午後5時半ぐらいまではそこにいてもらい、おそらく5時半ぐらいで中の方たち3000人も出てくるので、日没の7時ちょっと過ぎぐらいいから花火の打ち上げを考えている。
午後7時半から8時ごろまでも楽しんでもらいたい。あと2カ月で内容を詰めていきたい。
                  

 以上

閉会時刻 午前11時34分

 
                                                                       

 

 

登録日: 2023年3月28日 / 更新日: 2023年5月18日
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